卒業式〜八景食堂

今日3月1日は、娘の卒業式。
開式のことばから始まり、閉式のことばまで、誰が何を話しても誰も拍手のひとつをするわけでもなく、ちょっと苦手な「厳粛」な雰囲気で式が進んでいった。
最後に卒業生が退場する時、クラス毎に「せ〜の」というかけ声で、みんなが「○○先生どうもありがとう」とか「○組サイコー」と言って、笑顔で退場していった時が一番ジ〜ンとした。
校長先生や来賓の方々の祝辞は、どれも「いい話」だったんだけど、「大人になって苦しい事があっても・・・」とか、「失敗しても・・・」とかって話されると、自分なら「え〜卒業して大人になっていくことって、そんな大変で、苦しい事ばっかりあるんですかあ〜」って、テンション下がっちゃう。
それよりも、「これからは何でも自分で決められて、自分の好きなことができて、楽しいぞ〜」みたいな話で、気持ちを盛り上げてあげてもいいんじゃないかなあ〜?・・・って思った。
ただ、来賓の方の話で一つだけ、興味をそそられる話があったのは、バーナード・ショーが言ったという「青春?若い連中にはもったいない」という言葉。
これは、おじさんになった自分には、まさに「ハイ!そのとおり」って感じの言葉。
たしかに若い時には、「若さ」というすばらしい「もの」の価値がわからず、気がついてみたら歳をとった自分がいる。
そして、やりたい事や、やり残した事が沢山あることに気がつく。
でも、その時にはもう「若さ」が無い・・・ってことだと思う。
ちなみに、バーナード・ショーというのはアイルランド出身の劇作家で、有名な作品は「マイ・フェア・レディ」。
そして、上の格言(?)以外にも、いろいろな言葉を残している。
"いつも自分を磨いておけ。あなたは世界を見るための窓なのだ"
"しばしば結婚は宝くじに例えられる。しかしそれは誤りだ。宝くじでは時には勝つこともあるのだから"
"食物に対する愛よりも真剣な愛はない"
面白い。

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写真は、式が終わった後で寄った食堂。
卒業式の話とはぜんぜん関係ない写真でした。(^^;
(photo:E03CA)

八景食堂はなくなりました。(2010.5.24)