西馬音内へ

090816_2235~0002.JPG 8月16日から3日間、秋田県羽後町西馬音内(にしもない)で盆踊りが行われる。
700年の伝統をもつ国指定重要無形民族文化財の「西馬音内盆踊り」だ。

夜19時を過ぎると、この日の為に組まれたやぐらの上から、ものすごくいいリズムの寄せ太鼓が始まり、一気に気分が盛り上がる。
そして、藍染めの浴衣に彦三頭巾(ひこさんずきん)や、端縫(はぬい)衣装に編み傘を被った女性達が踊り始める。

盆踊りといったら「阿波踊り」のように、明るくて賑やかで楽しい雰囲気のものを想像しちゃうけど、「西馬音内盆踊り」はちょっと…いやぜんぜん違う。
怪しい、妖艶、そして女性がきれい。
一般の人は踊りには参加できず観るだけだが、そもそも踊りの振り付けが難しくて踊るのは無理。
聞くところによると、子供の頃から踊っていても、さまになるのは大人になってかららしい。
自分は踊りにはまったく詳しくないが、旨い人とそうでもない人はわかる。

21時を過ぎると、子供達は踊りの輪から抜けていなくなり、大人の時間が始まる。
音頭の歌詞もちょっとエッチなものが入ったりと楽しい。

♪ 西馬音内女ごは どこさえたたて 目に立つはずだんす 手つきみたんせ 足つきみたんせ 腰つきみたんせ ♪
♪ 豊作だ万作だ これあ又良い秋だ 面白まぎれに 一つ踊たば 嬶腹あ万作だ ♪

自分は去年初めてこの盆踊りを観に行って、一発ノックアウト。
今年も遠い秋田まで行ってくる。

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