ある日の浄妙寺 〜逗子から北鎌倉〜
3月18日 木曜日、なんとなく今日は自分の誕生日のような気がする。
いくつになるのか、なったのか…よくわからない年齢になった事だけは確かである。
仕事も落ち着いているので、今日は気になっていた場所を訪ねてみることにした。
事務所からDove号を担いで電車に乗り、逗子駅で下車。
いつもの交番脇で組み立て、まずは昼飯の店がある小坪に向かって走り始めた。
10分のペダリングでゆうき食堂に到着。
何気なく隣の駐車場の柵に自転車を停めようとしたら、店の人にブスッとした顔で声をかけられた。
「その看板の字読めない?」
そこには「駐輪禁止」と書いてあった。
店の人には、読めているのに無視していると思われたのだろうか?
「あっごめんなさい」と言って申し訳ない素ぶりはしたけど、内心は少しムッとした。
とりあえず機嫌を取り繕って注文したのは、アジフライとカツオの刺身定食。
美味しくいただいたけど、へそ曲がりの私は二度とこの店には来ないと思う。
本日の目的地である浄妙寺は、ここから20分。
Google大先生の道案内で走り始めると、あっという間に白鬚社の手前にある小坪飯島公園に着いた。
この近くはカヤックで何度も通っているはずなのに、こんな絶景ポイントがあるなんて知らなかった。
小さいけれど、稲村ガ崎辺りの黒い砂浜とは違う白い砂浜があり、透き通った浅い海がどこまでも続いている。
ここから見る夕焼けはさぞ綺麗だろう。
裏通りから小町大路に入り、左手に鶴岡八幡宮があるT字路を直進すると金沢街道になる。
車の通行量があるわりに狭く走りずらい街道を少し走ってから、浄妙寺へ続く細い路地へ入り込んだ。
平日の浄妙寺はひっそりとしていた。
拝観料を支払い境内に入ると、なんとなく丸みを帯びた屋根を持つ本堂に向かって真っ白な参道が続いている。
参道の途中左側に花塚がある。
ここが今日の目的地。
詳細は後日ブログにアップしたいと思うが、私は胸がいっぱいになってしまった。
青空に映える本堂の屋根。
浄妙寺を出てから寺の裏手に回り、深呼吸。
金沢街道に戻り、人通りの多い八幡宮前を通り過ぎてから県道21号線(横浜鎌倉線)を北鎌倉に向かった。
狭く交通量があり走りづらい。
北鎌倉では円覚寺に入りたかったが、自転車を置ける場所が見当たらなかったので、このまま帰ることにした。
暑い日だった。
「無」