晴れ男の底力 〜麦草峠から雨池〜

いつものメンバーで奧蓼科の温泉宿に泊まる事になったので、例によって、宿に入る前の山歩きを計画をしてみた。
テーマは「ハイク&チャリ」。
当日、白駒池駐車場にチャリをデポし、稲子湯温泉近くのみどり池入り口に車を置いて登山開始。
この時期に見頃を迎える「シャクナゲ尾根」を歩いてニュウに登り、白駒池を経由してチャリのある白駒池駐車場に下山。
そこからリュックを背負ったままチャリでダウンヒルして、みどり池入り口まで戻ってくる…というワンウェイプランだ。
今や300メートルしか登ることができなくなってしまったシュニンには、チャリパートだけでも参加しない?と打診してみたものの、美味しい蕎麦が食べたいなぁ〜などと話を濁して、全く参加する気がない。
今回は女子2号が参加しないので、女子1号とのペア登山となった。
ちなみに、ブチョウは例の一件以来、奥さんの命令で我々の集まりへの参加を禁じられている。
天国から地獄

6月25日、天気は午後から雨予報。
小径車を使った雨中&一部荒れた道路でのダウンヒルは危険なので、チャリパートはボツ。
急遽考えたプランは、麦草峠から雨池〜雨池峠〜八ヶ岳ロープウェイ山頂駅〜五辻〜オトギリ平を巡る周遊コース。
微妙に雷の注意報も出ているので縞枯山、茶臼山には登らず、後半は苔の森を歩いて麦草峠に戻ってくる。

IMG_6255.jpg麦草峠の茶水池から雨池に向かう。
歩き始めはこんな木道が続き、雰囲気がある。

IMG_6258.jpg途中、登山道が不明瞭な所もあって少し道に迷ったり、地図読みを間違えて逆方向に歩いてしまったりしたけど雨池に到着。
このルートは静かな森歩きが好きな人にはお勧め。

ここから時計回りに山地図の破線ルートを進む。
なぜ破線なのかな?と思っていた答えはすぐに出た。
一瞬あれ?っと思ったけど、問題なく通過できた。

IMG_6262.jpg雨池峠までは標高差がたったの150メートルだけど、急登なのでそれ以上登った気がする。

縞枯山への分岐辺りで、笑顔が素敵なソロの若い女性とすれ違った。この日すれ違ったのはもう1名だけで、その方もソロの女性。
縞枯山荘の前を追加。山荘は営業していなかった。

IMG_6264.jpgIMG_6265.jpg八ヶ岳ロープウェイ山頂駅の手前から五辻に向かう。
12時を過ぎているのに、青空も見え始めた。
天気予報を確認すると、雨マークは無くなっている。

IMG_6267.jpg触って楽しい、ふかふかな八ヶ岳の苔。

IMG_6270.jpgオトギリ平の手前から遠くの方でゴロゴロと音がし始めた。
天狗岳の東側は天気が悪いのかもしれない。

結局雨に降られる事もなく快適に山歩きが終了。
宿のチェックイン時間にもピッタリ。

IMG_6277.jpg宿は奧蓼科にある明治温泉。
宿泊プランは、信州肉を楽しめるアップグレードコースにしてみた。
馬肉から始まり、頭から全部食べられるマスの甘露煮も美味い。
ダイエット中の私は、日本酒を1杯しかもらわなかったけど、女子1号が2杯目に飲んでた松本の酒は美味しかったらしい。
心残りは、肝心の信州肉が出てきた時には、すでにお腹がいっぱいだったこと…。
次回はしっかり完食したい。

部屋は、"おしどり隠しの滝" を見下ろせる角部屋。
この川は諏訪湖に流れ込み、そこから天竜川となって太平洋まで流れていく。

IMG_6288.jpg2日目は、諏訪湖まで移動してサイクリング。
せっかくミニベロと折りたたみ自転を持っているのに、シュニンはレンタル自転車。
私が「チャリでダウンヒルしない?」って話したのは冗談だと思っていたらしい。
ちなみに、良い子は片手を離して14インチ車に乗ってはいけません。

IMG_6290.jpgここが天竜川の起点となる釜口水門。
天竜川は総延長213キロ。「天竜川の舟下り」で有名な飯田などを経て太平洋へ注ぐ。

結局、2日目も快晴。
これは、晴れ男(私)の底力に他ならないのだが、女子1号は日頃真面目に生活している(?)自分のおかげだと思っているらしい。
たまには一人でお出かけして、自分の真の能力を思い知って欲しいものである。