カメレオンスカイ 〜菊名から毘沙門〜
10月15日、今日は亡くなった友達の誕生日。
⇨心残り
亡くなった人の誕生日に「もし生きていたら…」と考えるのは意味がないとは思うけど、彼は5才年上だったので、ちょうど今の自分の年齢でこの世を去った事になる。
ついそんな事を考えてしまった。
金曜日だけど、朝起きてチェックした海況はまぁまぁっぽい。
久しぶりに海へ遊びに行くことにした。
菊名海岸に張られていた柵は無事撤去されていた。
いつもの場所に車を停め、のんびりカヤックを組み立てていると誰かの視線を感じた。
「どこまで行くんですか?」
「城ヶ島の手前まで行こうかなって思ってます。」
「そんなところまで行くんですか。昔商船に乗っていたんだけど、そういうボートもいいですね。いくらくらいするんですか?」
久しぶりに定番の質問をいただいた。
「これはカヤックと言うんですが、ピンキリかもしれません。折りたたみできるカヤックだと安ければ20万くらいからあると思います。」
「けっこう安いんですね。あなたは若そうに見えるけど私はいくつに見えます?」
一回りくらい若く見られてしまったので、速攻で否定し、そのオジサンがいくつに見えるかは言わなかった。
この手の会話では何度か失敗している。
⇨LUEを目指せ2012
今日は(今日も)、毘沙門の浜まで行って昼飯を食べ、サクッと折り返して帰還し、夕方に打ち上げホッピーに繰り出す。
天気は快晴。
カヤックが南を向くと見える空が変わった。
雨崎から先はウネリが残っていて岸に寄れない。
剣崎の先端付近では、時折2メートルくらいのウネリがやってきて、岩場で盛大に潮を噴き上げている。
剣崎を超え小休止。
鉛色の海の先にある海と雲の間の狭い空間を飛んでいた鳥の群れがこちらに近づき、あっという間に目の前を通り過ぎて行った。
横瀬島では上陸ルートでひっきりなしに波が立ち上がっているので、上陸できない。
最近はいつもこんな感じ。
東風崎に上陸して昼飯。
写真では寒そうに見えるけど、実際は日焼けしそうなほどの日差しを浴びて暑い。
仕事の電話は、ここで受けた1回だけ。
12時を少し回ったところで帰路に着いた。
東の空は雲一つない快晴。
1時間前に見た南の空とは大違いである。
恒例の雨崎チェックでは、住人7名を確認。
帰りは潮回りがよく、菊名まで1時間ちょっとしかかからなかった。
航跡ログでは横瀬島から金田湾にワープしているような記録が取られていた。
私はいつの間にかワープ航法を習得してしまったのであろうか…。
ちなみにワープ記録されていたのは往路。