IS-AMU Log.

「日曜日のツーリングなんだけど、明日の午後から出発して戸津浜辺りでキャンプしない？」
…
金曜日18時のメール。
ワンチャンから、突然の土曜日招集命令が発令された。

子育て真っ最中のイイダーは、家庭内の調整に手間取ったか、「キャンプOK」メールが返信されたのは21時。
こうして、イイダーの新艇お披露目ちょこっとツーリング計画は、トイレもシャワーもない無人の浜でキャンプしてツーリングするという計画に変更された。
集合時間まで残り17時間。

三浦海岸駅前にある京急ストアで、食材と酒を買い込み、集合場所の三浦海岸菊名バス停の無料駐車場に向かう。
15時半の出艇に向け、ウィスパーをセットアップ。

ところが、2週間後に迫った甑島遠征に向け "家庭円満大作戦" 中のイイダーは、15時半に現地に到着。
こっちは準備が完了していたので、イイダーの不知火3分割艇の組立をじっくり観察できた。
簡単だ〜。
あっという間に完成。

カヤックを浜に運んでパッキング。
キャンプ道具とは別に焚火台やら分厚いクーラーバッグが２つもあるけど、全部入るのか？！
一番のデカ物「ブルーのソフトクーラー」は、パッキングがうまい "ワンチャン" が担当。
まるでマジックの様に、あっさりと収納してしまった。
17時少し前に出艇。
日の入りは17時57分。

(撮影：イイダー)

夕暮れの金田湾を雨崎目指して漕いで行く。

「自分の舟を持ったら、夕暮れ時と朝焼けの海を漕いでみたい…」と言っていたイイダーは、納入後2週間目で早々と目標の１個を達成してしまった。
夕日に輝く不知火号が眩しい。
新艇おめでとう！

雨崎が近づいてきた。
この時点で17時22分。
日の入りまで35分。
明るいうちにテントの設営までできるのか？！

雨崎通過。

暗くて隠れ岩もよく見えない中、いったん戸津浜に上陸してみたものの、一つ北側の浜の方が落ち着けそうなので、再びカヤックを浮かべて隣の浜までビクビクしながら移動。
やっと、今夜の浜に辿り着けた。

ヘッドランプの明かりの中でテントを設営し、やっとビールで新艇祝いの乾杯。
この日、風もおさまり爽やかな月夜の中で飲んだ酒は、3人でビール1ダース、日本酒2リットル。
はたして…これが「南三浦の悲劇」を招くとは…そんな事は誰も知らず、楽しい夜は更けていった。
(2日目につづく)