奥石廊への近道 〜入間から中木〜

9月21日 連休中日。
東北東の風が少し強く吹きそうだけど、早朝4時半に自宅を出て南伊豆にやってきた。
初めての入間出艇。
そして本日のテーマはコレ。
「奥石廊までの海岸線を岸ベタで漕ぎ進み、隅から隅まで知り尽くすこと。」
南に向かえば向かうほど風に吹かれ、波も出て来るだろうけど、はてさてどこまで漕ぎ進められるだろうか?

(あとがき:2017-11-3)
残念ながら、入間はカヌー禁止になりました。

南伊豆 入間

一昨日の三浦のニゴニゴ海を見ていたので、今日も海水の透明度は期待していなかった。
だけど、入間の海はまあまあ綺麗。
普通の感覚で言えば「きゃ〜すご〜くキレイ!(ハートマーク)」ってな感じかもしれないけど、もっと綺麗な時を知っているだけにもう一息の満足度。

南伊豆 入間

岸ベタで行くといろいろな発見がある。
この浜も休憩するにはいい浜だし、スノーケルで海の中を覗いてみても面白いかもしれない。

南伊豆 中木南伊豆 中木

この浜も休憩適地。
さっきの浜よりも落石の危険は少なそう。

南伊豆 中木南伊豆 中木

柱状節理が凄い!
縦に並んでいたり、横向きになっていたり…
海側にハングオーバーした迫力のある岩盤の造形は見ていて飽きない。
ちなみに、映画「未知との遭遇」で登場したデビルスタワーは柱状節理でできた山である。
「火山の根」と柱状節理

南伊豆 中木

そしてこのエリアでは、この浜が一番のお気に入り。
落石の危険がなければ、是非一晩過ごしてみたい。

南伊豆 中木 ヒリゾ浜

中木の入り江の入口を横断し、ヒリゾ浜まで来てビックリ!
カラフルなサンシェードが狭い浜に所狭しと並び、沢山の人達が海で遊んでいる。
まるでこの場所だけが真夏のまま取り残されてしまっているみたいだ。
渡船は9月末までやっているらしい。

中木の人達はカヤッカーに厳しい…という話しを聞いたことがある。
でも、この渡船の船長さんは、こう声をかけてくれた。
「観光船が来るから気をつけてや。こっちの岸沿いに行った方がいいよ。」
…優しいじゃん。

南伊豆 中木南伊豆 中木

ヒリゾ浜の裏手にある浜に上陸して昼飯にする。
この浜に上陸するのは2度目で、前回は本瀬から出艇し石廊崎を越えてきた。
次回は、是非キャンプで来てみたい。
ただし、この浜は伊豆カヤッカーの定番キャンプ地なので、着いた時には既に先着の人達がいる可能性が高い。

ここから先の海況は、波はそれほどでも無いけど風が吹き抜けている。
ちょっと厳しい。
少しゆっくりして様子を見ることにする。

(あとがき:2017-11-3)
残念ながら、ヒリゾ浜は、夏季(7月〜9月)以外の時期は立ち入り禁止になったようです。

南伊豆 中木

のんびり2時間半。
ゲートをくぐり南の方を確認すると、状況は先ほどとあまり変わっていない。
観念して入間に戻ることにする。

南伊豆 入間 三ツ石岬

再び大混雑のヒリゾ浜を遠目に見ながら通過し、まっすぐ三ツ石岬に向かう。
そこには例のものが見えるはずだ。

南伊豆 入間 三ツ石岬 南伊豆遊歩道

ありました、ありました。
この道は、来週末に山岳会で歩くことになる南伊豆遊歩道。
なんだただのハイキングコースかぁ〜などとタカをくくってはいけません。
この模様はブログでも紹介するのでお楽しみに。

南伊豆 入間南伊豆 入間

そのまま岸沿いに入間まで戻る途中、何か異質なものが目の前に立ちはだかった。
コ、コレハ…

南伊豆 入間

なんだか誰かが作ったアートのような造形物に見える。
頂点の部分はぎゅうぎゅうに圧縮され、顔みたいに見える部分は少し前に飛び出している。
いったいぜんたいどんな造山活動があると、こんな形になるんだろう?
自然の力はすさまじい。


5時間のツーリングが終わって入間に帰還。
入間は、日帰りで奥石廊を味わうには便利な場所だと思う。
残念ながら今日は中木までしか行けなかったけど、たまにはこういう先を急がないカヤックもいい。
さて、来月からは伊豆でのキャンプも解禁。
久しぶりに、この辺りでキャンプしてみたい。

南伊豆 カヤック ツーリング