上陸ポイントなし 〜片瀬白田から伊東〜

2012年6月24日。
急遽思い立って伊豆に行ってみることにした。
片瀬白田まで車で行き、そこから伊東まで漕ぐ。
そして電車で片瀬白田まで戻り、伊豆高原で友達がやっているペンション「ビストロ プチ ラパン」に寄って帰る…というちょっとハードな日帰りコース。

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自宅を朝5時に出発。片瀬白田駅の裏にある駐車場には7時半に着いた。
カヤックを出せるスロープは、この場所から20メートルくらい先にあるので、思ったよりも絶好のロケーション。
そして、駅には構内に入らなくても使えるウオシュレット付きのトイレもある。

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長引いた風邪のせいで約1ヶ月ぶりのカヤック。
組み立て方は忘れていなかった。
ウエアは既にショートパンツとラッシュのみ。ちょっと蒸し暑い感じ。

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20メートル先のスロープにカヤックを運んで準備完了。
天候はパッとしないし、この石のスロープも滑る。

今回のルートを地図で見ると、砂浜らしい所がない。
ひょっとしたらゴールの伊東まで上陸できない?
いやいや、赤沢温泉では上陸できそうだし、多少なりとも入り江やジャリ浜はあるだろう…と思いながら、少しバシャバシャした海に浮かんだ。

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北東の風7〜8メートル。
「なんや予報と違うやんけ!」と関西人でもないのに関西弁で悪態をつき、向かい風の中を黙々と漕いで行く。
デッキは乾く暇がない。

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曇り空のせいか伊豆熱川温泉もひっそりと静まり返っている感じ。
こんな日は朝から海の見える温泉にでもつかって、昼間から酒でも飲んでいる方が幸せかも。

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この辺りは漁船もいない、ましてカヤッカーは一人もいない無人の海。
靄で見通しが悪く、目的地は完全に霞んでいる。

この写真を最後に、またまたデジカメ(TG-310)のバッテリーがトラブった。
フル充電後まだ数枚しか撮影していないのに、電源が入らない。
購入後半年で同じトラブルが起こって修理し、また半年でいかれた。

仕方がないので、以降の写真はiPhone4Sで撮る。

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湾には見えない穴切湾。
海水は深緑に変わり、隠岐諸島の中ノ島で見た柱状節理の小型版の様な海岸を行く。
隠岐 3日目〜中ノ島明屋から知夫里島〜

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北川温泉(ほっかわおんせん)近くの水上には、数匹のフグが浮いていた。
まだ死んで間もない様に見えるけど…なんで死んだんだろう?

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霞の中に赤沢温泉郷が見えた。

まったりとした海を漕いでいると、何匹ものトビウオが水中から飛び出して20〜30メートルくらい飛んでいく。
初めのうちは数えていただが、あまりにも沢山飛ぶので数えるのをやめてしまった。

すると、カヤックの斜め前方に三角形の背びれを発見。
イルカでありますよ〜にと念じながら、辺りをキョロキョロ見渡していると、今度は前方の水面に浮上してカヤックを横切って潜った。
どうも小さなサメのようだ。
まさか親はいないよね?!っと、またまた辺りをキョロキョロ見渡すと、今度はカヤックの底を突っつかれたように感じた。
少しワクワクする。

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赤沢温泉の近くには大掛かりな定置網があった。
旗を確認して、迂回して行く。

赤沢日帰り温泉の下には小さな防潮堤があるので、たぶんそこには上陸できるだろう。
でも、お昼までにはまだ時間があるので、立ち寄らずに進むことにした。

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赤切湾よりも、しっかりした柱状節理の海岸を行く。
iPhoneのカメラは暗い所が苦手なので、撮れた写真はどれもイマイチ。

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伊豆高原八幡野。
海上にある岩礁も柱状節理。

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風景を楽しんでいると、前方から一隻のボートが近づいて来た。

「こちらは下田海上保安庁です。波が高くなってきたので転覆しないように十分注意してください。」
「は〜い。」

手を振って返事をすると、ブロロロッと来た方向に戻って行った。
ご苦労様です。
でもこの辺り、潮流は複雑だけど波が高くなってきてる感じは無い。

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そろそろ一旦上陸して休憩したいが、なかなか上陸できるポイントが無い。
仕方が無いので、バナナや大好きなキンカンのドライフルーツを食べて腹をつないだ。

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城ヶ崎に近づいたので、観光船も通り始めた。

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城ヶ崎到着。
高さ24.9メートルの門脇灯台と吊り橋。
橋の上にいる人達からの視線を感じたので、そそくさとこの場を立ち去ることにした。

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富戸の手前では、海面が信じられないほどの凪ぎ状態。
ガスってる天気と相まって幻想的な雰囲気。
今回のツーリングでは、この海域が一番印象に残っている。

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川奈ゴルフコースの近くで、上陸できそうな浜を発見した。
しかし、近づいてみるとゴロゴロのバシャバシャで上陸するのはリスキー。
こりゃ、伊東まで上陸ポイントはないかもしれないね。

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手石島(ていしじま)が見えた!
あの岬を回れば伊東の町があるが、そろそろ腹ぺこが限界。
なんとか上陸ポイントを探して休憩したい。

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汐吹公園の近くのゴロタ浜に上陸。
カヤックを持ち上げるパワーも残っていないが、なんとか波にさらわれないギリギリの所まで引き上げた。

オニギリとカップラーメンで遅い昼食。
簡単に食べられる昼飯にしておいてよかった。
やっと一息。

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昼飯と15分の休憩で少しパワーも回復し、なつかしい伊東オレンジビーチに辿り着いた。

後半は水が重く、漕いでも進まない感じで疲れたが、帰ってからログの速度記録を見るとそれなりに進んでいる。
体感スピードと実際のスピードが違うことは何度かあるが、今回の違いはまるでチンプンカンプンだ。

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オレンジビーチは海の家の建築真っ最中。
その脇で撤収した。
湿度が高いのでカヤックは乾かない。こりゃ帰りのバッグは重いだろうな。

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片瀬白田駅までは40分。
電車に揺られていると、よくもまあこの距離を漕いだもんだとつくづく思う。
ノンアルコールビールでもとりあえずは美味い。

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