スポーティ飽きました 〜カーデザインの衰退〜

2年前にこんなブログを書いた。
原点回帰希望

車には興味が無くなってしまったけど、新型車のデザインを見る度に "またかよ〜" と残念に思うので、たまにこんな事を言ってみたくなる。

スポーティ飽きました!


自分は新しい物も好きだし、取り立てて懐古趣味と言うわけじゃあない。
でも、発表される車のデザインは、どれもスポーティ(スポーティをはき違えているものばかりなので、スポーティという言葉は使いたくないけど…)で、同じ様なものばかり。
自動車会社の人達は、世界中の人全員がスポーティなものが好き!!っとでも思っているんでしょうか?

いくつか例を見てみよう。
まずは軽自動車から。

kei_old.jpg@wacky3807さん →元の記事
(写真使用については本人の許可をいただいています。)
kei_new.jpg@Fuji Heavy Industries Ltd.


これはスバルの軽自動車。
上は1969年に発表されたR2という車で空冷エンジンをリアに積んでいる。下はR2ではないけれど、現在販売されている車。

トールボーイスタイルの軽自動車はスズキ自動車のワゴンRのヒットで各社が同じようなコンセプトの車をラインアップしている。
50才をとっくに越えている自分が、普段の足で乗ってもいいなって思うのは昔のR2で、現在の軽自動車はあげるよって言われても乗りたくない。

golf_old.jpg※この車は南アフリカで生産されていたもの。
golf_new.jpg@Volkswagen Japan.


次は今現在自分も乗っているゴルフ(自分のは3)。
ちなみに、その前はアルファロメオに乗っていて、買い替えた時の心境はこんな感じ。
さよならアルファ

上の写真は南アフリカで最近まで製造されていた初代ゴルフ(名前はシティ)で、下は2013年モデル。
最初のゴルフはジウジアーロのデザインで、さすがにイイ!
Golf Legend

そのゴルフもモデルチェンジ毎に個性を失い、フロントグリルから "VW" のエンブレムを外したら何の車かわからない。
世界のベストコンパクトカーであるゴルフの走行性能は素晴らしいものがあるのに、デザインがこんなんでは魅力的に見えない。
ゴルフとBMWは違う。

accordcoupe_old.jpg@Kamaさん →元の記事
(写真使用については本人の許可をいただいています。)
accordcoupe_new.jpg@Honda Motor Co., Ltd.


だんだんと大きな車になって、次はホンダのアコード。
初代アコードは自分も乗っていた。

4輪参入時にホンダが送り出していた車、S600、S800、1300は、どれも荒削りで乗用車としての完成度は高くなかった。
その後登場した、シビックやプレリュードで "乗用車" を勉強して、いよいよアメリカ市場を意識したアコードが発売された。
アルミのモールを上手に使ったエクステリア、明るくルーミーなインテリアも大人の感性でデザインされていて、今見ても古さを感じさせない。

mercedes_old.jpg
mercedes_new.jpg@Mercedes Benz Japan.


最後は、メルセデスのEクラス。
あ〜メルセデスよおまえもか!


カーデザインが個性を失ってきたのは、燃費の為にフロントスクリーンを寝かせ始めた頃からだと思う。
そして、バンパーがボディと一体化し、LEDのライトが主流になったことで現在のカーデザインの方向が偏ってしまった。

自動車、特に乗用車というのは、町にとけ込む様なデザインがいいと思う。
戦う形をしたスポーティなデザインは一部のスポーツカーやスポーティセダンだけでいい。
ここで紹介した昔の車は、カーデザイナーがちゃんとした仕事をしていた頃のもので、数十年の時を経ても輝きを失っていない。
もう一度声を大にして言いたい。

スポーティ飽きました!