大人の二次会 尾瀬1日目〜沼山峠から見晴〜

朝から晩まで終始お酒と共に過ごした長い1日が終わり、今日からは尾瀬に入る。
高性能な肝臓を持つ面々は、素晴らしく美味しい民宿の朝飯で腹を満たし、誰一人遅刻することなく玄関前に集合した。

今日は、朝一番のバスで沼山峠に向かい、そこから見晴まで移動して山小屋に泊まる。
最初の計画では、御池から天神田代〜三条ノ滝を経由する奥尾瀬(燧裏林道)を考えていたけど、この道は雨上がりだと少し厄介なので定番の沼山峠〜尾瀬沼〜見晴を行く事にした。
コースタイムはたったの3時間45分。
山小屋では自炊なので昼間から宴会が始まる可能性大。

大江湿原大江湿原を行く私。
テントも入っていないのに、macpacの65リッターザックは宴会用の食材でギッシリ。
でも、明日にはスカスカになるはず。

尾瀬沼尾瀬沼 アオサギ意外に大きな尾瀬沼(一周は8キロある)を反時計周りに沼尻に向かう。
カモの親子が静かに湖面を進み、アオサギが優雅な姿でたたずんでいる。
あまりにも平和な場所なので、木道に腰を降ろしてコーヒー休憩にした。

事前に聞いていた通り、沼尻の休憩所は全焼していた。
あの居心地のよかった休憩所は跡形もなくなり、今は最近できた仮設(?)のトイレだけがある。
所々に焼け跡が残る木製のテラスに座って、檜枝岐の民宿で用意してもらったお弁当を食べた。
我々の近くには、たった今燧ヶ岳からナデッ窪を下ってきたソロの男性が座っていたので、道の状況を聞いてみた。
急登・難路で有名な道だけあって、下りはずっと息が抜けなかったらしい。

尾瀬 白砂田代強力てるてる坊主の威力で天気は快晴!
青空と白い雲、そして秋色に染まり出した草原のコントラストが美しい。

尾瀬 見晴 原の小屋12:48に今宵の宿に到着。
ザックを置いて三条ノ滝へ行きますか?と提案するも、誰一人耳を傾ける者はなく、ザックを置いて始まったのは、到着ビール。
それが口火となり、あれよあれよと言う間に、テーブルの上にはツマミと酒が並べられた。
お天道様も呆れる時間から宴会開始である。

持ってきた酒はことごとく空にし、山小屋から貰ったワインのデカンタ2つも、よそ見をしている間になくなってしまった。
テーブルに突っ伏して寝る女子隊員1号、平均台の様な椅子をベッド代わりに鼾をかいて寝る者1名、宝物の様に大切にしていた装飾付きフラスコをゴミ袋に入れ翌日捨ててしまう女子隊員2号など、大人らしい飲み方をする者が続出したものの、消灯時間前にはお開きして床に就くことができた。

(3日目につづく)