横浜にある沖縄 〜マジムンと石敢當〜

IMG_3513_20200529.jpgこれは「石敢當(いしがんとう)」と言って、沖縄でよく見かける魔除けの石碑だったり石のプレートである。
どういう場所にあるかというと、道が交差している所。交差点という大きな場所に限らず、路地裏の角などにもあったりする。
沖縄県や鹿児島県奄美では、「マジムン」という魔物が信じられている。マジムンは市中を徘徊していて、これに股をくぐられると死んでしまう。
マジムンは直進する性質を持つため、丁字路や三叉路などの突き当たりにぶつかると向かいの家に入って来る。そのため丁字路や三叉路などの突き当たりに石敢當を置くと、魔物は石敢當に当たって砕け散ってしまう。
こんなちっぽけな石敢當にも関わらず、なんとも素晴らしい威力である。
ちなみに、この風習は中国福建省が発祥のようで、似たような魔除けは台湾・香港・シンガポール等一部の地域にもあるらしい。 (一部「ウィキペディア」より抜粋)

[参考]
「石敢當」って一体ナニ?(沖縄ラボ)

さて、実はこの写真の石敢當は、私の事務所が入っている建物のもの。
この石敢當があるおかげで、向かいの家やアパートの人達は魔物から守られているってわけなのである。

そして、誰もが一度は見たことがある「シーサー」も魔除けの効果があり、屋根や玄関口などに設置されている。
シーサーは対(つい)にして2体で置くのが一般的で、口を開けている雄はマジムンを追い払い、口を閉じている雌は幸福を呼び込む役割。(一部「沖縄ラボ」より抜粋)
石敢當と同じく、これまた素晴らしい威力である。

[参考]
沖縄の守り神「シーサー」(沖縄ラボ)

ちなみに、屋根の上に乗せるシーサーを置く時は口の開いたオスのシーサーを1体だけ置くのが正しいらしい。
はたして、私の事務所の上には…口の開いたオスのシーサーがいる。

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