距離確保 〜葉山周辺〜

5月5日 こどもの日。
昨年のゴールデンウィークは、10連休でも短く感じるくらい遊びまくっていた。
しかし、今年は新型コロナウィルスによる非常事態宣言で、国全体が自粛の真っ只中。
神奈川県でも公共駐車場は全てクローズされているので、天気のいい日に車でドライブもままならない。
しかし、電車やバスなどは通常通り動いているので、出かけちゃう人はかえって感染のリスクが高まっちゃうんじゃないかと思う。
そういう私はというと、電車は乗るけどバスには乗らない。
ちなみに、電車に乗った時は座席がガラガラの時は座るけど、隣り合って座ることはしないので、基本はどこにも掴まらず立っている。体幹は鍛えられるけど、急ブレーキをかけられたら目も当てられない。
…と前置きが長くなってしまったけど、今日は天気も良く比較的風も穏やかなので、カヤックで海に浮かぶことにした。

IMG_3311.jpgやって来たのは葉山の鐙摺。
小浜のコインパーキングに車を停めると、目の前には海がなかった。
辺り一面濃霧で視界は50メートル程度。もちろん対岸の大崎は全く見えず、時々フォグホーンが鳴っている。

P5050001.jpg組み上がったカヤックを浜に置くと、ようやく霧が晴れて来た。
珍しい光景が観れたので、やっぱり早起きすると三文得する。
今日は特にルートは決めていない。とりあえず江の島に向かい、昼飯は誰もいない長者ヶ崎の裏だろうか…。

IMG_3315.jpg海上はべた凪だけど、伊豆の山を隠すくらいのウネリが入っていて、小坪ではSUPサーファー天国。
材木座海岸から1.5キロ沖でも、時々ウネリがブレークしている。

新型コロナウィルスの感染が広がった今、スーパーのレジ待ちでは間を開けて並ぶのが当たり前になっている。
これは「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)-Social Distancing-」という世界的な取り組みで、半径2メートルが適当と言われている。
しかし、この「ソーシャル=社会と距離おけ」というのは、社会との関係を断てという意味にも聞こえるので、最近では「フィジカル・ディスタンシング(物理的的距離の確保) -Physical Distancing-」と言うようにしているらしい。
しかし、単純に物理的にと言うのもどうなんだろう?
家に帰れば、身近に家族がいるわけだし、家の中でマスクはしない。
自分としては、家族やしっかり感染対策をしている友人とは物理的的距離を意識しなくてもいいんじゃないかと思っている。
まっ兎にも角にも、いま私はとんでもない社会的かつ物理的な距離を確保しながら海の上を散歩している。

P5050014.jpgP5050015_20200505.jpg稲村ガ崎までやって来て来たところで、バウを長者ヶ崎に向けることにした。
ウネリも穏やかになり、水平線と空の境界が曖昧な、のっぺりとした海がどこまでも続いている。

名島の先端にいるのは、数隻の釣り船とボートだけで、シーカヤッカーはいない。
柴崎辺りでは、数名のシーカヤッカーと遭遇。しかしソロは私だけ。

潮が引きまくった干潮の長者ヶ崎の裏に上陸。
もう少しすると潮が上げてくるので、それを見越して岩の上にカヤックを引き上げた。
それにしても、長者ヶ崎の裏の粘土質の浜はあまり快適じゃない。
もっと沢山の貝殻が打ち上がり、白い砂浜になるといいんだけど…。

昼飯を食べ、コーヒーを飲みながら海を眺めている。
何人かのカヤッカーが尾が島方向に消えては、また戻って来ている。
漁師が2名、裸で遊んでいる若者が3名、表の浜からやって来た調査の人(?)が2名…誰もマスクをしていない。
少し前の日常っぽくて、なかなかいい。

P5050021.jpgのんびりした時間を過ごしてから長者ヶ崎を離脱。
今日の海は、透明度が悪くそこかしこにゴミが浮いている。
目立つゴミは放っておけないので、なるべく回収しながら小浜に戻った。

しかし!! 小浜で撤収していた時に、トラブル発生。
ハッチバックのテールゲートを上げ、敷居に車のキーを置いたままテールゲートを下ろしてしまった。
ガシャという音がして、開けていた右後ろのドアを除き全てのドアがロック。
😱
運転席についているドアオープンのスイッチを押してもダメ。スペアキーは無し。

試しに車の中で、キーのロックボタンを押してみてほしい。
当然全てのドアがロックされるが、車のスイッチは効かずドアオープナーを引張てもドアは開かない。
運転手がキーを持っていないのに、キーのドアロックボタンが押される事をメーカーは想定していないのだ!!

どうしましょ?!😅
考えられる解決策は2つ。
1)カヤックを畳み全ての荷物を車に入れて、右後ろのドアも閉めて家にスペアキーを取りに行く。
2)JAFを呼ぶ。
ふむ…どちらもめんどくさい。
ふと、テールゲートは内側から開けられるのでは?…と思いついた。
右後ろのドアからほふく前進でトランクに入り込み、テールゲートの内側を見ると、何やら小さなカバーがあった。
カバーを外して中を覗いてみたものの、電子スイッチの様なものは見当たらない。
今度はアクロバチックな体勢で助手席のグローブボックスに入っている車のマニュアルを取り出し、「手動でトランクを開ける」項目を探す。
あった!!
しかし、そこには車のキーを差し込んで…と書いてある。
「手動でトランクを開ける」は、キーを持っていることが前提の機能らしい😅
いつもマルチツールを持っているので、マイナスドライバーツールを出すも…届かず。
仕方がないので、ナイフツールを出し慎重に差し込んでメカニカルなシーソースイッチを動かした。
ガシャ!!
無事テールゲートがオープン。
それにしても…右後ろのドアだけでも開いていて助かった!!
"車のキーは手放さない" これからは肝に銘じようと思う。

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