荒井浜の住人と化す 〜菊名から荒井浜〜

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連休前半、本当は伊豆へツーリングに行きたいと思っていたけど、この時期はまだまだ風波が強く "へなちょこ漕手" の自分にはちょっと無理。
と言って、遠い所に行く気にもならず、けっきょく三浦へ三日間のキャンプツーリングに行くことにした。
午後からは風が強くなるけど、いい天気が続く予報。

一日目は連休なのにほとんど人がいない三浦海岸から出艇。
キャンプ用品や食料を満載したカヤックは、めちゃくちゃ重くなるので波打ち際でカヤックにパッキングする。
数メートル移動する時もギックリ腰にならないように気をつけないと…。
天気も上々、まずは毘沙門か赤羽根海岸辺りを目指してキラキラと輝く洋上に漕ぎ出した。

金田湾

風よし!うねりもよし!
気持ちよく金田湾を横断している途中で友人から電話があり、漂いながら話すのも気持ちいいっ!
釣り船の人達と挨拶を交わしながら漕ぎ、戸津浜の隣の浜でいったん上陸。

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ここでフットブレイスの位置を調整していると、漁師さんに声をかけられた。
「どこまで行くの? この先剣崎の辺りからちょっと荒れてるかもよ。」とのアドバイスをもらって、いざ再出艇。
なにせ剣崎〜城ヶ島沖を漕ぐのは初めてなので、ドキドキしながら行くと…さっきのご忠告どおり、うねりが大きくなり始めた。
海岸の岩に当たって砕けてる波を見ると、あまり近寄りたくないので必然的に沖を漕ぐことになる。
横瀬島も、とても上陸できるような感じじゃないのでそのまま通過。
ただ、いつもよりだいぶ重いウィスパーが大きなうねりをヒラヒラとかわしてくれるし、それほど進行方向も乱されない。
へ〜こんな感じなんだと感心するのもつかの間、赤羽根海岸辺りも近づきたくない状況なので、体が波に慣れているうちにこのまま城ヶ島を通過してしまうことにした。
楽しみにしていた城ヶ島南側の断崖を楽しむ余裕もなく黙々と漕いでいくと、途中から三角波でぐちゃぐちゃになってきた。
状況は泣きそうだけど、ウィスパーにはまったく不安がない感じで、なんとかこのまま行けそぅ。
で、いっきに荒井浜上陸。

荒井浜

連休なのになぜか人も少ないので、今日はここを初日のキャンプ地に決定。
上陸した時に話しかけられた近所のおじさん(自分もおじさんだけど)から、近くに日帰り温泉があることも聞いたし、ちょうどいい感じの草地もあって、なかなか居心地が良さそう!

油壺観潮荘」の温泉に入って、ビールなぞ飲んでいたら南風が強くなってきたので、今日の夕食はひげ爺の「海上亭」で楽させてもらうことにする。
バーベキューを楽しむお客さん達の横で、明日からはしっかり自炊だぞっと自分にいい聞かせながら、日本酒付きの夕飯(サザエ丼)を堪能。
夜は強風の中、テントに潜り込むしかなくそのまま就寝。
(2日目につづく)