栄光のル・マン

今は、第80回ル・マン24時間レースの真っ最中だ。
期待されていたトヨタチームのハイブリッドレーシングカー「TS030」は、一時2位、3位を走っていたが、クラッシュとトラブルで2台共リタイア。
レースは甘くない。
詳細な状況はわからないが、両車とも周回遅れの車輌が絡んだクラッシュや接触がリタイアのきっかけになった。
耐久レースでこれはNG。
耐久レースを知り尽くしたドライバーを揃えたアウディ陣営との違いがこういうところに出たとしたら、トヨタのドライバー選定は間違っていたということになる。

ほとんどの車輌がHONDAかNISSANのエンジンを使っている。
日本の2メーカーは優秀なエンジンを供給して、WECに貢献しているんだね。
ゴールまで12時間を切った。
LMP1クラスの見所は、王者アウディに対してプライベーターのREBELLION RACINGのローラがどこまで食い下がれるか。
そしてLMP2クラスは、ラップ数が接近した熾烈な戦いをどのチームが制するかだ。
栄光のル・マン…レースを志した者全てが夢を見るル・マンでの戦い。
久しぶりに、ポルシェとフェラーリとの激突を描いたスティーブ・マックィーンの「栄光のル・マン -LE MANS-」(1971年公開)が観たくなった。