ケラマブルーは見れるのか?! 慶良間1日目〜阿嘉島西海岸〜
2012年10月5日、慶良間諸島の阿嘉島に向かっている。
沖縄ではすでにミーニシが吹いていて、横揺れ防止装置の無い高速船を揺らしている。
いくら慶良間諸島が近いとはいえ、船に弱い人にとっては地獄。南の楽園のイメージは木っ端みじんに吹き飛んでいることだろう。
ちなみに私は問題なし!
阿嘉港に着くのは座間味港に寄った後。
嘉比島(がひじま)と安慶名敷島(あげなしくじま)の辺りは素晴らしいブルーが広がっている。
阿嘉港には民宿のおじさんが迎えに来てくれていた。
ホテルとは違い、固い事を言わずに午前中から部屋を使わせてくれるのは民宿のいいところだ。
宿に向かう前に、島の西側にあるヒズシビーチが見える高台に連れていってもらった。
風裏になっているので問題なし!これなら漕げる。
宿の部屋に荷物を置き、さっそく海にパックカートを転がしていった。
文句無し!日影も無し!
今日は右に見える岩山(砂白島)を抜け阿嘉島の西側をちょこっと漕ぐだけだけど、左側に見える島の先にあるモカラク島が気になる。
準備完了。
沖縄の海の色は何度見ても素晴らしいっ!!
北東の風が入るので島の南側は流れがある。漕がなくてもどんどん進むので楽チン。
砂白島に続く浅瀬は、もう少し潮位があると突っ切れそう。
砂白島に沿って南に向かい、反対側に抜けられる通路を探す。
無ければ突端の佐久原の鼻まで行って回り込むだけだ。
通路発見。
ここは風の通り道にもなっていて、西側の外海に向かって川の様に潮が流れている。
逆方向に漕いで戻るのはたぶん無理。
砂白島の西側はなかなかダイナミック。
この岩山の地層はかなり興味深い。
穏やか!
ところどころで風が吹き出しているけどまったく問題なし。透明度抜群の潮がどこまでも続いている。
スノーケルで有名なヒズシビーチに上陸しようと思ったけど、先客の日除けテントが見えたので遠慮。
先に砂浜が見えるので、その辺りまで行ってみることにする。
日影のありそうな浜に上陸してまずは昼飯。
人目に触れない場所なので、なかなか快適。
そのままココでスノーケルしても良かったけど、時間があるのでこの辺りの浜を探検してみることにした。
一つ目、阿護の曲(あごのまがり)。
珊瑚は無く魚もいないけど…ロケーションは最高!
こんな場所でキャンプができたらいいなあ。
ただ、残念ながら慶良間では座間味島の阿真ビーチ(あま)と渡嘉敷島の阿波蓮ビーチ(あはれん)のキャンプ場以外ではキャンプ禁止。
阿真ビーチは行ったことがないけど阿波蓮ビーチのキャンプ場は最悪なので、二度と利用したくない。
キャンプ場ではなく自然の浜でキャンプしたい!
⇨渡嘉敷島 1日目〜阿波連ビーチ周辺〜
二つ目。
ここもイマイチ。
ってなことで、結局"先客"のいなくなったヒズシビーチに戻ってスノーケルした。
海の中は… "普通"。
もっと沖まで行かないとダメなのかな?!
民宿のおじさんから、"ヒズシビーチからも宿まで戻れますよ"…と聞いていたので、今日はココで撤収することにした。
ただ、カヤックをカートの使える道まで運ぶのは大変。
こんなことなら、横着しないで出艇した浜まで漕いで戻ればよかった。
カヤックを明日の出艇場所まで運び、ようやくORIONの発泡酒で一息つく。
ひょっとしたら漕げないかも…と思っていたので、今日はラッキーだった!
そしてなんとか明日も漕げそう。
明日はどのルートを漕ごうか…できれば本物のケラマブルーの海を漕ぎたい!
今晩は楽しく悩むことにしよう。
(2日目につづく)