焚火キャンプはできるのか?! 南伊豆1日目〜大瀬から田牛〜


どうも、目的のアイソン彗星を見る事ができなかったらしい。
代わりにラブジョイ彗星という別の彗星を見れたと言って、撮影した画像を見せてくれた。
⇨ラブジョイ彗星
この方は大阪寛さんと言って、別れた後iPhoneで調べてみたら素晴らしい活躍をされてる写真家だった。
プロフィールの最初の一言は "小さい頃より星を見るのが好きだった"。
⇨大阪寛ホームページ
(あとがき:2013-12-27)
大阪さんがブログで写真をアップしていた。
プロの写真は素晴らしい〜!
⇨夜の風

時々やって来ては午前中だけサクっと漕いでいるらしい。
朝陽に照らされた海に白いカヤックを浮かべ出艇していく様子は、絵に描いたように美しかった。


崖際に張ったワンチャンのテントには、こんな実や石が当たっていたらしい。
時々崖から離れた所にも落ちてくるので、最初は崖の上にいる小動物が人間めがけて投げているんじゃないかと思った。
実際は鳥が食べ損なった物が落ちてきているだけなんだろうけど、小石はなぜ落ちて来たのかわからない。
やっぱり誰かが投げている?

最近同じ物をNRSに注文したので、今回が最後の出番になるかもしれない。
Kicker Wetshoe には、フェルト底の物もあるけど、今度届く物もラバー。
ちなみに、冬には別のシューズを履いている。
⇨みのる君と一緒

湿度が低いので、テントが朝露で濡れていないのが嬉しい。
もちろん焚火の痕はいっさい残していない。
昨日までの西風予報はいい方に変わり、朝には風が止んでいた。

Google Mapで見ると、サンドスキー場の先に、もう一つ小さな白い浜がある。
その浜の上にはホテルがあるけど、ホテルのWebサイトを見ても特にプライベートビーチとは書いていない。
その浜がどんな浜なのか偵察に行き、上陸できそうなら、そこで昼飯を食べて帰って来る。
海は穏やか。
海上に少しだけ顔を出している、あっちこっちの小さな岩礁の上に釣り人達がいる。
少し大きな波が来たら流されてしまいそうだけど、怖くはないんだろうか?

この辺りは海が浅く、少しの波でバシャバシャになるけど、今日は静か。
漁船と釣り人を避けながら通過していく。
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洞窟は3つあり、阿弥陀三尊が見れるのは、上に石塔がある洞窟なのかな?
Wikipediaによると、仏様が見れるのは "大潮で波の静かな晴天の日の正午頃"とある。
今日は小潮で、満潮時間帯での潮位は140センチ。
5月の大潮での干潮時間帯の潮位は0センチ。
その差は140センチなので、5月の大潮の日に波が穏やかだったら、もっと奥まで入って行けそう。
⇨手石の阿弥陀三尊 - Wikipedia

ベタ凪ぎ。

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首輪は着けていないけど、この子達は飼い猫かな。
ポカポカで猫の昼寝には絶好の陽気。


下を見れば、緑の絨毯。
確かにココは居心地がいいかもしれない。

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帰ってきてから知ったんだけど、どうもココの海蝕洞は上から見るとハートの形をしていて、恋人達が行きたがるラブパワースポットらしい。
そうとは知らず、ノコノコ中に入って写真を撮ってる我々はとんだKY状態。
女性の方は手を振ってくれたけど、男性がブスっとしていたのは、それが理由だったのかな?
お邪魔してごめんなさい。



そして、目的の小さな白い砂浜は、なんと砂山だった。
海岸の手前は磯になっていて、軽くサーフになっている。
ワンチャンに上陸するか聞いてみたら、向かって左側にあるゴロタの浜の方がいいと言う。
そうかなあ〜…と思って先に上陸すると、思った以上にドン深で目の前が岸なのに、降りた所は腰の深さ。
ふ〜暖かい日で良かった。
上がった浜は、ストーブがまっすぐに置けないほどのゴロゴロ石だらけ。
昼飯で作ったドライカレーは、イマイチのできだった。
外で食べる料理は少し濃いめの味付けがいいかもしれない。


海から見る蓑掛岩は、背後の山に風力発電の風車が沢山立っていて少し残念な気がする。

すでに陽は傾き、刻一刻と日向が狭くなっている。
スキンはもう乾かない。
神社の方から、笑顔が素敵なおばあちゃんが歩いて来たので挨拶をした。
そのあとワンチャンが話しをして、年齢は91才だという事がわかった。
一人暮らしの彼女は、この海岸を毎日散歩しているらしい。
カヤックの撤収が終わる頃、辺りはすでに暗くなってしまった。
本瀬を出発する前、お湯を沸かし、港のコンクリートに座ってコーヒーを飲んだ。
風も止み、海岸に打ち寄せる波の音だけが静かに聞こえている。
ふと、さっき会ったおばあちゃんの事が心配になった。
陽が落ちれば真っ暗になるこの部落で、一人暮らしは寂しくないんだろうか?
買物はどうしてるんだろ?
都会で一人暮らしなのと、この部落で一人暮らしなのは、どっちが幸せなんだろ?
どっちがいいのかよくわからない…。
本瀬の海岸を散歩する笑顔の素敵なおばあちゃん…ここに来れば、また会う事ができる。
