西湖で山遊び 1日目〜前夜 静岡編〜

最近、私が所属している "山岳会という名前を語っている会" の主たる目的を疑い始めた。
この会は、「次回登山計画会議」という名目で、飲み会を開催する事が目的ではないのか…。
なぜなら、"会議の様な話し" は冒頭の10分ほどで終了し、その後は「この日本酒はいける」だの「次のワインに行く前にシャンパン飲んじゃう?」だの「やっぱりシロコロホルモンは絶品だあ〜」だのの話ししかしていない。
ふむ…
こんな事でいいのだろうか…。

まして昨年、なけなしの会費で購入した大型テントは1度きりしか使っておらず、もたもたしている間にキャンプシーズン真っ盛りになってしまっている。
ふむ…
こんな事でいいのだろうか…。
山に行かない山岳会

そこで会員の目を覚まさせるため、あるプランを提案してみた。

「金曜日に西湖でキャンプ。翌日は西湖近くの山に登山。そして下山した後は富士桜の山荘で打上げをするというのはどうでしょ?」

その案はすんなりと認められ、早々と富士桜の山荘が予約された。
しかし、ブチョウが記入した登山届けに書いてあった山は「十二ヶ岳」。
マジすか!
あるブログによると、十二ヶ岳は2000メートル以下の山で危険度ランキング第2位らしい。
大丈夫なんでしょうか?(^^;

ところが、日本の梅雨はあまくなかった。
その週末は、沖縄を除く日本全国を梅雨前線が被い、晴れのマークが一つも見当たらない。
木曜日の時点で、シュニンからキャンプ中止の連絡が入り、会員達の目的は富士桜の山荘で行なわれる宴会一本に絞られた!
ふむ…
こんな事でいいのだろうか…。

静岡おでん6月26日 金曜日。
二泊三日の予定で気分ができあがっていた私は、一人だけ別のプランを計画し静岡に遠征。
雨に濡れる静岡の町を1.5キロ歩き、無事静岡おでんのカウンターに座ることができた。
お客さんは、私を入れて3人。
ちなみに、女将さんとお客さん(除く私)の平均年齢は76才である。

静岡おでんは、地元駅の近くにある店で何度か食べた事があるけど、本場に来たのは始めて。
目の前にあるおでん鍋から好きなネタを取り、お好みで青のりが混ざっただし粉やからしを付けて食べる。
ん〜〜でも〜〜やっぱりおでんは大阪がいいかも…。
金曜日の予定がなくなり、やる事もなく自宅で待機している山岳会の面々からもメールがじゃんじゃん入ってくる。
会員1号「いいなぁ黒はんぺん食いて〜〜」
会員5号「ちくわぶあります?」
会員4号「○○ちゃん ちくわぶ好きなんだ。」
会員5号「はい、でも東京しかないらしい(^^;」
会員4号「とりあえず大阪にはありませんでした。」
会員1号「おでんは、ちくわぶより竹輪が好きだなぁ(^^)」
私「ちくわぶ?ないっす(きっぱり)」
会員2号「静岡おでんには、ちくわぶがないんですね。邪道だな。」
私「王道です!!」
会員5号「私的には、大根・卵・ちくわぶで〜っす!」
会員4号「私も息子もちくわぶ大好きです〜。」
会員5号「よかった〜(^^; いつもけなされる。」
会員2号「私もちくわぶ派。」
会員1号「いぇいぇ私はちくわ派です(^^; 汁のしみていないちくわぶは、無理っす!」
会員4号「ちくわとちくわぶは全く別ものです。」

うるさ〜い!

女将さんから、串カツや缶ビール、枝豆、漬け物を差し入れされながら、楽しい1軒目が終了。
2軒目は、静岡の地酒を揃えた居酒屋さんで、一杯。
3軒目は、ホテルの近くにあったワイン屋さんで、なぜかシュールストレミング(世界一臭い缶詰)の話しをしながら、一杯。
ホテルの部屋に戻って、バーボンをクピっとやって寝床に入った。

(2日目につづく)