荒崎の試練 〜三戸浜から長者ヶ崎〜

世の中は5連休の開始。
連休明けの木金2日間を休める人はなんと9連休になる。
天気もずっと良さそうなので、きっと道路は大渋滞。そして、新幹線のキップも取れない。山は激混み?
ならば近場の海で久しぶりにキャンプでも…と作戦を考えた。

三戸浜

9月19日 土曜日。
どうも三浦半島の南側ではウネリが入っているようなので、三戸浜にやってきた。
今回は、最近続けていた三崎詣ではお休み。
誰もいない(であろう)長者ヶ崎で一夜を楽しみ、日曜日の昼までには家に帰ってビールを飲みながらノンビリする…ってすんぽうである。
なので三戸浜にもノンビリ出勤して10時に到着した。

浜にある草地では既に大型のテントが張られていて、10時半になるとカンパ〜イという一声で宴会が始まった。
できれば私も参加させて欲しい。

ここ最近かき回されていた海は、予想以上に濁っている。
今日は、小田和湾通過時に立てることにしている旗を忘れてしまったので、漁船に叱られないよう注意深く行かなければならない。

荒崎

基本的に海は凪ぎ。
ところが、佃嵐崎ではサーファーも出ている。
何故かと言うと、すごく長い周期でそこそこのウネリが入り、岸近くには豪快な波が立っているからだ。
油断して岸近くにいると危ないので、少し離れた場所を漕いで行く。

長者ヶ崎長者ヶ崎

長者ヶ崎の近くまで来ると海の色も少し復活。
誰もいない浜に上陸して昼飯を食べていると、裏の浜から水着を着た二人のオヤジがガサゴソと出てきた。

男「調子はどうですかあ?」
私「普通で〜す」

簡単な会話をした後、オヤジ達は海に濡れながら岬の根元に向かって歩いていった。


さて、この後は大浜までカヤックを移動させ、できれば大海荘でお風呂を借り(今でも借りられるのかな?)、近所のマーケットで夜の食材と酒を仕入れたら裏の浜まで移動してテントを張る。
と…その前に、裏の浜の状況を確認しに行ってみよう。
薪になるような流木はあるかな?

長者ヶ崎長者ヶ崎

薮をかき分け、裏の浜に出た。

う! なんだか荒れてる…。
地面は全体的に湿っぽく、ゴミが流れ着いているのはまだしも、浜一面に粘土質で簡単に割れる石のような固まりが散らばっている。
前からこんな浜だったっけ?
これはなんとも居心地が悪い。

考える事3分。
ここでのキャンプは中止に決定。
ただ、この近くで人目に触れずキャンプができる浜はない。
佃嵐崎や黒崎の鼻は、ウネリのため今日は上陸不可。
となると諸磯?
とにもかくにも、南に向かうしかないので目的地を決めないまま出発することにした。

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一度通ったルートを戻るのは寂しい。

幸い潮からも風からも意地悪はされず、順調に荒崎までやってきたところでスマホの着信音が鳴った。
仕事のトラブル発生連絡だった。
とりあえず三戸浜に上陸してスタッフに指示を出してはみたものの、このまま諸磯まで行ける状況では無くなってしまった。

三戸浜

まあ、爽やかな感じの海でもないので、今日はおとなしく帰ることにしますか…。
それにしても、荒崎の近くにいる時に限って、トラブルや仕事の連絡が入る事が多い。
困ったものである。

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