2017初漕ぎ 三浦半島2日目〜毘沙門から三戸浜〜

睡眠6時間で午前4時に起床。
夜中も朝もそれほど寒くなかった。
今日から西暦2017年、平成何年?…ん〜和暦はもうわからない。
電池の弱ったヘッドランプの明かりを頼りに真っ暗な中を"リビング"まで移動し、まずは熱々のコーヒーを飲む。

P1010100.jpg忘れ物ばかりしていた昨日、実はもう一つ忘れ物があり、スマホの充電バッテリーや予備の乾電池が入っているケースをそっくり忘れてしまっていた。
そんな忘れ物をしているとは思っていなかったので、普通に使っていたiPhoneのバッテリー残量は8%。
ところが、電源を入れてSafariを起動したら、一気に残量1%になって電源が落ちた。
ふむ…現代において、海や山で遊ぶ際のスマホ携帯は必須なのに、バッテリーが切れて使えないなんて事は、あってはいけないミスである。
先日三河湾であったカヤック事故では、頼みの綱だった携帯がなぜか使えず「118」がコールできなかった。
反省反省。

毘沙門 初日の出

6時20分、ようやく東の空が明るくなってきた。
こんなふうに初日の出を見るのは何十年ぶりだろう?
なんだか素晴らしい1年になりそうな気がする。

毘沙門 初日の出7時10分、大乗谷の岩肌に朝陽が当たり真っ赤になった。
もうすぐ満潮の時間を迎える。
この入江は岩が多く、干潮時の着艇・出艇はちょっと厄介なので、とても助かる。
海は昨日よりも穏やかだ。

P1010140.jpg昨日残しておいた塩ちゃんこ鍋で朝飯を済ませ、8時40分にキャンプ地を離脱…と思ったら、足元に置いた荷物が邪魔でUターン。
パッキングをやり直して、先に出発したキッカーを追う。
今日は特にやることもないので、少しの間キッカーの釣りを見学させてもらうことにした。

城ヶ島 カヤックフィッシング城ヶ島沖をあっちこっち移動しながら獲物を狙うキッカー。
魚群探知機では、海底の様子(砂・石・岩・地形など)がわかったり、魚の種類を読み取れたりできるらしい。
意外にも城ヶ島沖の海底は、岩場や根がなく、遠浅で砂利の海底が続いているらしい。
水深50メートルくらいまで沖出ししてみたものの獲物の反応はゼロ。
結局1時間やってもピクリともしないので、残念ながら長津呂崎でキッカーと別れた。

IMG_0515_20170101.jpgP.S.
別れた後、キッカーは50センチもある立派な真鯛を釣り上げ、近所の人に配って喜ばれたらしい。

諸磯こちらは、諸磯に上陸して昼飯。
草地には、焚き火で騒いだとおぼしきゴミが散乱していた。
美しい場所だからココに来たはずなのに、美しい場所を汚してもなんとも思わない人達がいる…なんだか悲しくなった。

諸磯P1010179.jpg諸磯から三戸浜までの間は、これまで見た三浦の海では最高の透明度。
ずっと海底が見えていている。

P1010187.jpgあまりにも快適で、まっすぐ三戸浜に戻るのが勿体無い。
すずめ島でくつろぐウミウ達は、首を伸ばして、みんな違う方向を見ている。

今回のキャンプは暖かかった。
でも自分が持っている冬用寝袋は使用限界温度がマイナス6℃で、快適使用温度が3℃。
モンベルの公表数値が正しいかどうか微妙だけど、海抜ゼロメートルとはいえ、真冬の使用には心もとない。
ちなみに、真冬でも3000メートル級の山の稜線にテントを張ってしまうキッカーの寝袋はマイナス20℃までOKとのこと。
雪の中は意外に暖かいらしいけど…、自分には全くピンとこない(^^;
調べてみたところ、年間で一番寒いのは、1月末から2月上旬にかけてらしい。
2月22日に計画している二十六夜待キャンプが一番寒い日ではないので少しだけ安心した。