寒波到来 2日目〜タライ岬遊歩道〜

2日目の朝、宴会部屋の2名が寝ている隙に朝風呂に入り、例によって朝の散歩に出た。
いい感じに寒い。

海岸に出ると、リタイヤ部屋で寝た女子隊員2号がベンチに座って海を見ていた。
隊員の中では一番寒がりなのに元気である。
聞くところによると、リタイヤ部屋で先に寝るのはシュニンとブチョウの男2人と考えていたらしく、意地悪で布団をくっつけておいたらしい。
ところが、結局その部屋で寝たのはシュニンと女子2号。
くっつけた布団のままで男女が朝まで過ごす…、怪しさいっぱいのシチュエーションである。
しかし酔っ払い2名にとっては、そんな怪しさなど何にも感じることなく、この時間になってもぐっすり寝てるシュニンにいたっては、隣で誰が寝てたかなんて、結局わからずじまいだろう。

弓ヶ浜そんな話をした後、やっぱり寒さに弱い女子2号はそそくさと退散。
その直後にこんな素晴らしい朝焼けになった。
残念でしたぁ。

P1150045.jpg豪華な朝飯を食べてから宿を出発。
今日のコースは当初の計画を大幅に縮小し、弓ヶ浜〜タライ岬をピストンするだけだ。
それでも、一応出発前のブリーフィング。
いつもは「みなさんにお任せ〜」な女子1号もちゃんと聞いている。

タライ岬遊歩道 逢ヶ浜タライ岬遊歩道逢ヶ浜の海岸を歩いていると、なんだか猿の惑星のラストシーンを思い出した。
実際の映画は、ロサンジェルスの「Point Dume State Beach」という砂浜が広がっている所で撮影されたんだけど、今にも横倒しになった自由の女神が現れそうな錯覚に襲われた。

丘を登り健脚コースに入ると、木々の間から大根という小さい島が見えた。
島の周りは風が抜けているのか海の色が黒っぽく見える。
2015年12月にカヤックで下田から南下し、この島の沖を通過する際に味わったスリルは今でも鮮明に覚えている。
不安の中の全員集合 南伊豆1日目〜下田から富戸の浜〜

タライ岬遊歩道風は感じない。
そして、手袋も必要ないほど暖かい。
大寒波はどこに行っちゃったんでしょ?!

タライ岬遊歩道 タライ岬 盥岬 荒神タライ岬遊歩道 タライ岬 盥岬 荒神タライ岬に到着。
タライ岬は漢字で書くと「盥岬」。地元の人はココを「荒神」と言う。
名前の通り、盥の中の水を手でゆさゆさと揺すった様に荒れる場所であり、かつ荒れた海の神さまがいる場所と言う意味なのだろう。
何れにしても、水深の浅い磯場が続いているこの岬周辺は少しのウネリが入っただけで荒れる。
それ故か、数年前までエンジンの故障で流されたタンカーがタライ岬の隣の入江に座礁していた。今は撤去されてしまったけど、莫大なお金をかけてわざわざ撤去などする必要はかなったのでは?と思う。

タライ岬遊歩道コンクリートが朽ち果てた不思議なスロープのある海岸沿いの道を進み、田牛へ続く道の分岐でコーヒー休憩にした。
ここで男子と女子が別れ、男子3名は弓ヶ浜に置いてある車を回収。女子2名はそのまま田牛に向かう。

P1150065.jpg逢ヶ浜まで戻ると、さっきまで森の中にいた猫がいた。
昔からココには猫が何匹かいるので、この猫もその仲間なのかもしれない。
その後、龍宮窟の辺りで女子連中を "回収" し、ゆうゆうステーションで美味い昼飯を食べて帰途についた。
この週末、自宅の辺りでは雪も降り2日間とても寒かったらしい。

(あとがき)
帰り道、網代の辺りまで来たところで、ひどい渋滞に巻き込まれてしまった。
全く動かない。そして、右翼の街宣車がたくさんいて、警官や機動隊が山側に入る全ての道をバリケードで塞いでいる。
渋滞しているのは、渋滞の先頭を走る右翼街宣車が警察関係者に文句を言っているからだ。
意味がわからないまま、こんな状態が熱海の近くまで続き、5分で通過できるところが1時間以上かかってしまった。
家につくとブチョウからメールが入り、例の渋滞は伊豆多賀駅の近くで開催されていた共産党の大会が原因だと教えてくれた。
なるほど…一般車も含め山側へ入る道を塞いでいた理由がわかった。
しかし、そうであれば渋滞地点の手前で一般車を迂回させればこんな事にはならないはずだ。
警察のやり方は市民に対して配慮が足りないと思った。

(あとがき:2017-1-16)
道端に水仙が咲いていたので、一輪摘んできた。

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