ハイブリッドの経済学
最初のハイブリッド車「トヨタ・プリウス」が発売されたのは1997年10月。
月日が経つのは早いもので、今から20年も前のことになる。
燃費は10・15モードで28km/リッター、車両価格は215万円だった。
そして20年後の現在、プリウスの燃費は37.2km/リッター、車両価格は最も売れているAプレミアムで310万円。
いつも疑問に思っていたことがある。
「ハイブリッド車って本当に経済的なの?」
ハイブリッドが登場してから20年後の今そんな疑問を持った?ってことは置いといて、早速試算してみる。
モデルとして選んだのは、普通のエンジン車とe-POWERというハイブリッド車をラインナップしている日産ノート。ハイブリッド方式はプリウスとは違うけど、そのあたりはとりあえず目をつむって…。
http://www.nissan.co.jp/NOTE/grade_outline.html
まずは価格とJC08モード燃費の比較。
-ガソリン車の「メダリスト X」が「1,627,560円 23.4km」
-ハイブリッド車の「e-POWER X」が「1,959,120円 34km」
ふむふむ、その差は価格が331,560円で燃費が10.6km。
一般のユーザが1年間で10,000km走るとすると、使うガソリンの量は...
-ガソリン車の「メダリスト X」が「427リッター」
-ハイブリッド車の「e-POWER X」が「294リッター」
その差は161リッター。お〜やっぱりハイブリッド車は燃料を食わない。
ガソリンの価格がリッター120円だとすると、1年間のガソリン代は...
-ガソリン車の「メダリスト X」が「51,240円」
-ハイブリッド車の「e-POWER X」が「35,280円」
その差は15,960円。
車両価格の差331,560円を15,960円で割ると約20.8年。
あれ?
ちなみにプリウスの場合、補機バッテリーの寿命は長くて5年で、交換にかかる費用は5万くらい。
仮に20年乗り続けた場合は、交換が3回だから15万円。
あれれ?
そして、駆動用バッテリーの寿命は10年〜20年で、交換にかかる費用は18万くらい。
仮に20年乗り続けて1回交換したとして18万円。
あ〜れ〜〜!!