至れり尽くせりコース再び 〜三浦アルプス〜

1月27-28日は、山岳会恒例のお泊まり新年会である。
当然どちらかの日で「登る」か「歩く」かが組み込まれていなければ、会としての名目が立たない。
しかし、ここ数年は少しだけ平地を歩く程度の企画が採用されており、昨年などは伊豆恋人岬観光などという「そこ行っちゃいますか?」的な行動に落ちぶれていた。
それでは会の存亡に関わると言うことで、今回は天城山に登ってから伊豆高原のペンションに向かうプランを提案してみた。
「氷点下に対応する装備がないっス。」
「伊豆でもそんなに寒いの?」
という返信が一部のメンバーからあった。
確かに天城山の万三郎岳は標高1400メートルくらいあるので、寒波の入る週末は風が無くても氷点下8℃。

「寒いですか?では三浦アルプスにする?」
「逗子から伊豆高原までは少なくとも4時間かかりそうですが…。」
さすがに、逗子〜伊豆高原は4時間かからないだろぉ〜と思ったものの、参加意欲がこれっぽっちも感じられないので、またまた別のプランを提案してみた。

「江ノ島から平塚まで海岸線を歩くプランなら参加者は増えますか?」
「ブログを読むと、三浦アルプスは登ったと思ったらまた下るとか、しかも急登とか書いてあるので、この寒さの中トレーニングのように行く気は皆無!江ノ島〜平塚コースは風次第です。」
「寒そうなので歩きません(^^;)(;^^)」
結局、参加者は増えず、当日は北風がそれなりに吹くという予報により"風次第" のメンバーも不参加となり、またもや女子1号と2人だけの山歩きになってしまった。

IMG_8381.jpg1月27日当日、京急田浦駅には7時半に集合…と言っても二人だけ。
1月6日に歩いたルートで逗子に抜け、そこから電車で平塚駅に行き全員合流、シュニンお勧めのラーメン屋でチャーシュー麺を食べてから伊豆高原に向かう…というすんぽうだ。
しかし、登山口に行くまでに痛恨のミスコース。
15分で正規ルートに戻ったものの、ギリギリのコースタイムで計算していたので、この15分のロスは痛い…というか、田浦の梅林までの時間を思いっきり勘違いしていたので、余裕は全くなくなってしまった。
"登ったと思ったらまた下るとか、しかも急登" とか言ってる場合じゃなく、黙々とゴールに向かって歩いていく。

戸根山・ソッカー戸根山・ソッカー快晴で超見晴らしのいい戸根山・ソッカーでも、写真だけ撮ってスルー。
この時点で、11時45分の平塚駅集合は無理!!…って感じ。

IMG_8388.jpgもう仙元山も近いのに、相変わらず登っちゃ下るを繰り返す。

仙元山仙元山に到着。
この時点で、11時45分の平塚駅集合は無理!!…で決定。
あとは、タクシーを拾うなりして予定の電車から1本遅れに留められるかどうかが勝負だ。
仮に2本遅れとかになったらどんな仕打ちが待っているかわからない。

葉山教会の急坂を下り、タクシーが来ないかと後ろを振り向きながら歩くもタクシーは通らない。
そんなこんなでバス道路に出た時には、最初に予定していた電車が出発する時間になっていた。
そして、1本遅れの電車は10分後…このままだと、2本遅れになる確率100%。
とってもまずい!!
腹を空かせた女子2号の顔が浮かぶ。
とそこへ、すす〜っとタクシーが通りかかり…ザックを背負ったまま乗り込んで「JR逗子駅」と運ちゃんに告げた。
しかし逗子駅前の交差点に赤信号で止まっている車の列に並んだ時は、既に1本遅れの電車が出発する1分30秒前になっていた。
速攻で料金を払ってダッシュ!! 出発アナウンスと共に、電車に乗り込んだ。
まさに奇跡の "1本遅れ" 奪取である。
しかし、電車絡みで走る事が多いのは気のせいだろうか?
アルプスまでの道 北八ヶ岳1日目〜プロローグ〜
大人の三次会 尾瀬2日目〜見晴から鳩待峠〜

IMG_8392.jpgIMG_8394.jpg平塚駅には最初の待ち合わせ時間より15分遅れで到着した。
女子2号の腹ペコ具合の様子を見る限り、もし2本遅れだったら今日から2日間は奴隷の様に扱われていたに違いない。

シュニンが「毎日でも食えます」と言っていたラーメン屋は、私的には "普通" だった。
いつも高級な飯を食っているのは断然シュニンなので、私の味覚がおかしいのかもしれない。

本日新年会が行われる伊豆高原のペンション「ビストロ プチラパン」には15時半に到着。
早速、内風呂と部屋についている露天風呂をはしごして、到着ビールで最初の乾杯。
今年もよろしくお願いします。
そして、フルコースの和洋折衷料理に舌鼓をうちながら空けたワインは3本。
食事が終わり部屋飲みで空けた酒は、シュニンが焼酎1合とホッピー、他の3人が6種類の日本酒カップ酒。
黒ひげ危機一髪をやりながら罰ゲームでウィスキー。
カップ酒は6本しか買わなかったが、あればあっただけ飲んでしまう女性陣が恐ろしい。