ポールは持ってた!! 尾瀬2日目〜見晴から鳩待〜

2日目の朝、テントを撤収し、6時に見晴を出発した。
テント場利用の受付時にもらった札が小さいので返し忘れないように注意。私は忘れそうになった。
いくつもの小屋が集まる見晴では、朝の散歩をする小屋泊まりの人がいたけど、原の途中まで来ると誰もいなくなった。

燧ヶ岳振り返って、燧ヶ岳を見る。

IMG_1019.jpgIMG_1020.jpg4年前に葉っぱのついてた木道脇の"斜めの木"は、すっかり葉っぱが無くなっている。
そして、先の木道にかかっている虹の根元に向かって歩いて行くと、あっという間に朝靄が切れ虹も姿を消してしまった。

見晴と竜宮小屋の間にある六兵衛堀には、「クマに注意」の看板が立っていた。
私は今回も熊鈴を忘れたが(実は一度も使ったことがない)、早朝や夕方の時間帯でなくても熊がいるかもしれないので注意しておいた方がいい。
この辺りでは春にザゼンソウを見ることができる。

IMG_1022.jpgIMG_1023.jpg朝飯は、いつも竜宮小屋を過ぎた所にあるベンチで食べることにしている。
今回の朝飯は、蟹のあんかけ丼。
この大塚食品のマイサイズシリーズは、ダイエット中の私に優しい100kcal。
価格も安いので最近のマイブームである。

食後にコーヒーを飲んでいると、後ろを若い一組のカップルが通りかかり、女性が一言。
「いいなぁ、こんな所でお茶したいなぁ。」
「僕たちのお茶は至仏の上かな。」
と男性。
若いのに急ぐ旅のようだ。

オゼヌマアザミアケボノソウの蕾アケボノソウワレモコウ私は急ぐ旅ではないので、道端で咲いていた花を撮影。
上から「オゼヌマアザミ」「アケボノソウの蕾」「アケボノソウ」「ワレモコウ」。

尾瀬ザ・尾瀬…って感じの風景。
今日は空気が澄んでいる。

尾瀬 木道の補修木道の補修というか交換は、こんな感じで行われる。
ちなみに、この辺りの木道は東京パワーテクノロジーという東京電力系の会社が担当している。
昔から「なぜ尾瀬の木道を東京電力が整備しているんだろう?」と思っていたけど、今回調べてみたら、尾瀬国立公園の約4割、特別保護地区の約7割の土地を東京電力が所有しているらしい。
そして、その尊い自然を守る為に、総延長約60kmの木道の1/3を東京電力の負担で整備している。
尾瀬と東京電力との意外な関係

原発に関する東京電力の対応はクソだけど、尾瀬への貢献は素晴らしい。
もし東京電力全体が、このような社会貢献を基本にしたものに変わることができたら、私は大の東京電力ファンになるだろう。

尾瀬 池塘人には太刀打ちできない造形美。

ウメバチソウ山の鼻近くで咲いていた「ウメバチソウ」。
「イチリンソウ」と瓜二つだけど、分類上では別の種らしい。
イチリンソウの写真

山の鼻では、今日山に入った人が沢山休憩していた。
ザックを持っていない人もいる。
昔みたいに革靴で来る人は見かけなくなったけど、この手軽さも尾瀬のいいところなのかもしれない。

鳩待休憩所でバスのチケットを買いマイクロバスの発着場に着くと、次から次にツアーバスが到着し、沢山のハイカーが降りてくる。
そして、この時間に帰る人は少なく、人数が揃うまで数十分待たなければならなかった。

ゆたきそば帰路途中で食べた昼飯は、ゆたきそば。
一度店の前を通り過ぎたんだけど、店のたたずまいが気になってUターン。
とっても美味しいので、尾瀬の帰り道で蕎麦が食べたくなった人にはお勧めします。
私は、辛味大根そばを食べたけど、次回はもりそば+季節のてんぷらを注文してみたい。

IMG_1046_20190907.jpg14時30分、33時間ぶりに都内まで戻ってきた。
気温は39℃。
ふむ…もう一度戻りますか。