悪政と善政

「悪政」の反対語を調べてみた。
「善政(ぜんせい)」とか「仁政(じんせい)」と言うらしい。

この反対語には、まったく聴き覚えがないので、日本では僕が生まれてからずっと「悪政」が続いているんだと思う。


今からちょうど1年前、衆議院選挙で自民党が圧勝した。
舵が無かった日本

総理に返り咲いた安倍晋三が進める経済政策については、やれ株価がどうだとか、ボーナスがどうだとマスコミが騒いでいる。
しかし、ほとんどの国民は "どこの国の話しなの?" と感じているんじゃないだろうか?
エリート代表の鈍感総理には、庶民の生活は見えず、東日本大震災の復興にも興味が無いようだ。

鈍感なのは、外国との関わり方についても言える。
中韓に対して、敵対する事だけが日本を守る事だ!…と思っているのは子供じみている。
例え相手の主張が非常識で礼を欠くものであったとしても、一貫性のある対話路線を持ち続ける事が、大人の国の外交だと思う。
対話を放棄し、相手を侮辱してはいけない。

また、公人としての靖国参拝が、諸外国、特に中国や韓国の人達に対して、いらぬ刺激を与えてしまう事が、なぜわからないのだろう?
国内では、合祀(ごうし)分祀(ぶんし)の議論もあるようだけど、海外から見れば、その区別はつかない。
どっちにしても、"靖国参拝=戦争肯定" と見られてしまう。

安倍総理は不要な怒りや不安を国民に浸透させ、"人道" という詭弁の元に、法律で禁じられた武器輸出を実行してしまった。
たぶん外堀を固め、人心を洗脳した上で、憲法改正を企んでいるのだろう。

悪政以外の何物でもない。

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幕末から明治維新にかけ、薩摩と新政府で活躍した「小松帯刀(こまつたてわき)」という人物がいた。
2008年に放送されたNHKの大河ドラマ「篤姫」に登場したので、覚えている方も多いと思う。
ただし、ドラマはフィクション。
実際、篤姫と小松帯刀の接点は無い。

名君と言われる島津斉彬と、斉彬亡き後、薩摩藩の家老職にあった小松帯刀は、共に「善政」を行った人物だと思う。

身分は低くとも優秀な人物(大久保や西郷)を登用したり、藩の将来ばかりでなく、日本の将来も見据えていた。
そして、京都では坂本龍馬に協力し、その活動の支えとなった。
小松帯刀がいなかったら、あの時代に日本は変わらなかったかもしれない。

しかし、病気の為、明治3年に36才の若さでこの世を去ってしまった。
残念!
もし長く生きていれば日本国の総裁職に就いたかもしれないのに…。


悪政と善政…私達はその違いを見抜ける目を持たなければならない。


P.S.
鹿児島県南さつま市にある吹上焼酎が「小松帯刀」というの名の焼酎を出している。
お好きな方は是非!私も飲みました。
名宰相 小松帯刀 -吹上焼酎-