平井エクスペディション

平井という駅は愛媛県と東京都にある。
タイトルだけ見ると、愛媛県に漕ぎに行ったように見えちゃうけど、残念ながら今回の遠征は東京の陸。
ネットで見た"鍋の写真"が気になり、珍しく都内へ飲み遠征することにした。

平井は東京江戸川区にある町。
総武線亀戸の一つ先の駅…と言えばわかりやすい?
平井駅を利用する乗客数は、総武線にある39駅の中でも下から数えた方が早いので、行く前は下町っぽいのかなと思っていたけど、降りてみたら普通だった。


豊田屋。
店に入ると、予約席を除き満席。
予約の中でもっとも開始時間の遅い席をその時間まで使わせてもらうことになった。
店内の雰囲気は下町風でとてもいい。

IMG_2331.jpg 出てきた白子鍋がこれ。
正直、白子は大好きというわけではないけど、さすがに専門店!この鍋は美味しかった。
他のお勧めはアンキモ鍋。

鍋ものは、5月の連休明けまであるけど、白子はもうそろそろ終わり。
予約状況を聞いたら、3月はいっぱい、4月は少しだけ空きがあるだけ…らしい。

IMG_2333.jpg 鍋以外でもメニューはいろいろある。ちなみに、ハムステーキはこんな感じで出てくる。


2軒目は、有名(っぽい)「松ちゃん」に行ってみることにした。
駅の反対側に抜け、てくてく歩いていると、沖縄料理「ゆがふう」の看板が目に入った。
表にあったメニューを見ると、大好きなモズクの天ぷらがあったので入ってみることにする。

店の女将さんと話しをしていると、「沖縄の人?」と勘違いされてしまった。
どうも気がつかないうちに沖縄人っぽい言い回しをしていたらしい。
この店では、時々ライブをやっているらしく、中にはなかなか聞く事ができないものもあるとの事なので、沖縄ファンの人は行ってみる価値があるかもしれない。
ちなみに、この店のモズクの天ぷらはグッド。


泡盛を2杯飲んで店を出ると、目的地の「松ちゃん」はすぐだった。
迷わず扉を開けるとすぐに店員さんが出てきて"いま満席なんです"と告げられた。
せっかくなので、携帯の番号を伝え席が空いたら連絡をもらうようにする。

時間つぶしで「9」というバーに入った直後、松ちゃんからの電話が鳴った。
カウンターが空いたとのことだけど、少ししたら行きますと言って、空いたカウンターは他の人に譲った。
バーは、若くて感じのいいマスターでなかなか良かった。
できれば、シングルの量がもう少しあると嬉しい。


ジンを1杯飲んで、再度松ちゃんの扉を開けると、タイミング良く座敷のテーブルに空きがあった。
店のトイレで連れションになったオヤジに何が旨いのかを聞いたら "お勧めされた刺身が旨い" という情報をゲット。
席に戻って、さっそくハイボールとマグロの刺身を注文した。

隣りの席では、職場仲間とおぼしき男性4人が宴会中。
…と、間もなく、よくわからない料理が運ばれてきた。
なんだろ?と思って覗き込んでみた。

「それ何ですか?」
「あっこれですか、ナポリタンです。まだ手を付けていないので、よかったらどうぞ。」

少しもらう。
お〜〜ちゃんとしたナポリタンだ。

その後は、その4人組のテーブルを合体させて、店から飲み代のメモが渡されるまで飲んだ。
帰りも一緒。
いつもながら下町への陸遠征は、なかなか楽しい。