小保方さんの挑戦

STAP細胞の論文の件で、世の中は犯人探しで大騒ぎになっている。
マスコミも一般人も理研や小保方さんのあらを探しては鼻息を荒くしている。

小保方さんが、記者会見を開いた後も、学者(と言われる人)や心理学者(と言われる人)が上から目線で批判や評価をしている。
家の子供達も、まるで天下を取ったような勢いで人物批判をしている。

皆で寄ってたかって一個人のあら探しをして何が楽しいんだろうか?

こんなところにも、学校教育の弊害が出ているような気がしてならない。
人生は競争じゃない。
今の人達は、他人を追い抜き、自分が少しでも上に立とうとする感性が体の中にしみ込んでいるような気がしてならない。
すぐに他人を批判するのは、その為だ。

誰かが何かを見つけたり、気がついた事があったら、例えそれが間違いであったとしても、それに注目し応援する気持ちを持ちたい。


ある学者は、「税金で未熟な学者に研究をさせてはいけない。」という事を言っていた。

小保方さんは情熱を持って研究に打ち込んでいる人だと思う。
確かに論文の内容やデータについては、間違いがあったかもしれない。
でも、それはミスであり、犯罪を犯したわけではない。
未熟な事は罪ではない。
なんの情熱も意欲も無い学者に税金を使うよりは100万倍価値があると思う。

要はSTAP細胞が存在するかどうかだ。
小保方さんは「ある」と言い切った。
まずはそれを信じて、この夢の大発見が本物かどうかをハッキリさせる事が大切なんじゃないだろうか。
その夢を追い求める方が、人のあらを探すよりも絶対に楽しいはずだ。


人生は競争じゃない。
すべての人生が、すばらしい。