救助隊出動 2日目〜荒井浜から久留和〜

PB160068.jpg

2日目。
テントで寝ていると、目覚ましが鳴るわけでもないのに、不思議に日の出とともに目が覚める。
北風は予報ほど吹いていない。
少し雲が多いけど爽やかな朝である。

PB160073.jpg

各自めいめいに朝飯を作り、それぞれのペースで出発までの準備が進んでいくのが、なんとも心地いい。

カヤックを手に入れ、初めてキャンプをしたのが荒井浜だった。
荒井浜の住人と化す 〜菊名から荒井浜〜
その時からは浜の様子も変わってしまったけれど、相変わらず潮の透明度は三浦でもトップクラスだと思う。


さて出発。
ハマちゃんが最初の休憩地点を荒崎と定めた。
なんと!イイダーは三戸浜から北(正確には長浜から久留和の間)を漕ぐのが初めてらしい。
オ〜〜イ、何年三浦で漕いでますねん?!

PB160077.jpg

この位置から見る浜は、パッと見どこか東南アジアの入り江の様な雰囲気があってなかなかよろしい。
今日の海況は平和そのもの。
救助隊の出動は絶対に無いはずだ…たぶん。

PB160084.jpgPB160088.jpg

キリっとした空気が張りつめていて気持ちがいい。
カヤックが上陸禁止になった小網代には目もくれず、いつもの三戸浜もすっとばして、荒崎目がけて艇を進めて行く。

PB160097.jpg

ドンドン引きに立ち寄って社会見学。
ふむ…最近はまったく感動しなくなってしまった。

荒崎

荒崎公園下の海岸に上陸して休憩。
ココは初めて上陸した。
ハマちゃんは、時々ここで撤収する事があるらしい。
トイレもあるし駐車場(ちょっと高い)も近いので、三戸浜で砂だらけになって撤収するよりいいかもしれない。

雲が太陽を隠してしまい少し肌寒くなってきた。
イイダーがパドリングジャケットを羽織ろうとしているのを見て、自分は羽織るのをやめた。
マーフィーの法則が正しければ、この後太陽が顔を出し暖かくなるはずだ。

はい!暖かくなってきた。


何の足しにもならないくだらない会話をしながら、ふとカヤックが置いてある辺りを見ると黄色いカヤックが岸を離れ、ゆっくりと沖に向かって漂っている。
…(^^;
救助隊手動〜〜!

IMG_8074.jpg(証拠写真1 撮影:キッカー)
PB160104.jpg(証拠写真2 撮影:私)

サヨウナラ〜〜不知火号。
本日の救助隊はワンチャンとハマちゃん。
行け〜〜!

PB160107.jpg

リアハッチが開き大鍋が斜めになってるイイダー艇を、ワンチャンが引っぱって戻ってきた。
救出完了。

PB160113.jpgPB160118.jpg

思いがけず大騒ぎになった荒崎を出発。

なんと!マジェッタ号にはイイダーが乗り込んでいる。
なんでも、4メートルに満たない川用のファルトボートで、不知火号に遅れることなくツーリングしてきたキッカーを見てイイダーが思ったらしい。
「あの舟に自分が乗っても、皆についていけるのだろうか?」…と。
ならばと、舟を交換して漕いでみることにした。
もしこれで皆についていけないようなら、自分がヘッポコだと証明することになる。
ふむふむ…なかなかいい実験だ。

舟に乗り込もうとしているイイダーにキッカーがアドバイスした。
「浸水するので時々ポンプでコックピットの水を排水してください。」
「へっそうなの?」
思いがけず舟を交換し、名艇不知火号を手に入れたキッカーは喜色満面。
嬉しそうに漕ぎ出して行った。

PB160124.jpg

小田和湾を快調に漕ぎ進み久留和に向かって行く。

久留和

久留和に着くと、ちょうどコアのツアーの人達が戻って来たところだった。
ガイドは山口さんだったので、少しだけ立ち話をした。
コアさんのスクール&ツアーに参加したのは2度だけだったけど「おかげさまで楽しませてもらっています。」と話したら、とても喜んでいた。
やっぱり海がいい

残念ながら久留和の近くにはコンビニや商店が無かったため、キッカーとワンチャンが車で買い出しに行ってくれた。
車を運転しない自分とハマちゃんにはおまけでビールも付いている。


残念ながら今回は伊豆に行けなかったけど、三浦でも十分楽しかったですよ。
皆さんありがとうございました。

map_20141116.jpg