葉山で介護 〜三戸浜から葉山大浜〜

今週末は土曜日だけ漕げそう。
ふむ…またまた日帰りかあ〜…どうしようかなあ〜…と思っていたら、去年から腰痛でおとなしくしていたワンチャンから連絡があった。

「そろそろリハビリしたいんですが、土曜日は漕ぎに行きますか?」

おっ復活しますか?
いいですよ〜お手伝いさせていただきます。

「森戸でお守りを買いたいので葉山希望」

いいですよ〜葉山で。
リハビリなので、まずはちょっとだけ…って感じですかね。

ということで土曜日。
私は、三戸浜から出艇し、久留和で合流する事にした。

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始発電車で三崎口に行く時は、堀ノ内で特急電車に乗り換える。
東の空がピンク色に染まってきた。

三崎口のコンビニでビールと行動食を仕入れ、タクシーで三戸浜に向かう。
「今日は富士山が見えないですね〜。」
「風がないので雲が飛ばされないのかな。今日は釣りですか?」
「いえ舟です。トランクに入れたバッグの中に入っていますよ。」

タクシーの運ちゃんにそう言うと、「ありゃりゃりゃりゃ〜」と言ってすごく驚いていた。

三戸浜

三戸浜に到着。
この時間帯、海快晴の予報では6メートルくらいの風が吹いているはずだったが、他の予報の方が当たっていた。
ほぼ無風。

三戸浜 フェザークラフト

カヤックを浮かべ、コーミングにスプレースカートをかけようとした時にPFDの中のケータイが震えた。

「久留和が工事中なので葉山公園に行きま〜す。」

はい了解。
あまり待たせちゃうと悪いので、しっかり漕いで行くことにする。

小田和湾

2週間前にこのルートを漕いだ時と同じで、今日もこの時間は下げ潮。
海快晴の波予報は南西、でも北東からの風と潮流(?)でバチャバチャしている波は北東から右舷に押し寄せ、ひっきりなしにデッキを洗い流している。

こういう時はお勉強。
効率よく進める "であろう" カヤックの向きとルートを考えながら沖出しして葉山に向かってみるが、これが正解かどうかはわからない。

P2210004.jpg(撮影:ワンチャン)


葉山に到着してワンチャンと合流。
葉山公園では、フェザークラフトのパーティが準備をしていて、珍しくリジット組みが少ない。

葉山公園

30分ほど雑談して、腰痛ワンチャンが2ヶ月ぶりに海に浮かんだ。

久しぶりの海復帰をお祝いする様に、さっきまでの雲がどこかへ行ってしまい、青空が広がってきた。
逆光ワンウェイ 〜葉山から諸磯〜

ゆっくりと北上して森戸に向かう。

真名瀬 フェザークラフト菜島の沖から海の参道を通り、潮が引いた岩礁帯で底を擦らないようにしながら真名瀬海岸に上陸した。
お昼には少し早かったけれど、一番で昼飯にする。
隣りのテーブルに座った男性二人は、「ビールでも飲むか」と言って、当然のように瓶ビール2本を注文した。
ワンチャンが羨ましそうにしている。

真名瀬 バス停昼食後、日向ボッコをしながら、のんびりした。
私はギンギンに冷やして持って来たビール。車通勤のもう1名はアルコールストーブでお湯を沸かしてコーヒー。

無事、森戸神社の防水水難お守りを手に入れたワンチャンは、今回が今年の初漕ぎ。
これで痛みが出なければ、次回はもう少し長い距離を漕いでみたいらしい。

上の写真は、窓から絵ハガキの様な景色が見える真名瀬のバス停。
いつまでもこのまま残って欲しいものである。

P2210034.jpg13時半には日が陰り寒くなってきたので、大浜に戻ることにする。
今日は一日中晴れだと思っていたのに、またカヤックが乾かないまま撤収になりそうだ。

IMG_9533.jpg葉山公園ではバタフライカヤックの方が撤収中だった。
バタフライカヤックは発表された年に、横浜のボートショーで見たっきりで、実際に海で実物を見るのは初めて。
せっかくなので、撤収の様子を見学させてもらうことにした。

何もかもがフェザークラフトと違う。
まるでパズルの様に、分解されたパーツがコックピット兼収納バッグの中に収まっていく。
アイデア満載で、一つ一つのパーツが美しい。
今日は、しこたまロールの練習をしたという持ち主の方は、思ったより時間はかかるけど組立ても分解も楽しいと言っていた。
バタフライカヤックを見てしまうと、フェザークラフトがとってもクラシックなカヤックに思えてしまう。

次期フォールディングカヤックを検討しているイイダーとキッカーには、是非一度実物を見る事をお勧めします。
欲しくなっちゃうぞ〜〜。

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