最後の富士桜 〜金時山〜

山岳会のメンバーである女子1号のご主人が定年退職したので、何度か利用させてもらっていた富士桜の別荘が使えなくなってしまう。
では最後にもう一度だけ…ということで、山登りを兼ねて一杯飲みに行くことにした。

部長が決めた今回のお山は「金時山」。
全く山登りなどしたことがないというゲストも参加するので、標高差600メートル以下のこの山はちょうどいいかもしれない。
私は、京急の井土ヶ谷駅で女子2号にピックアップしてもらい、3台の車で向かうことになった。

集合は金時神社の駐車場に9時だが、いつも出足が異常に早い連中なので、たぶん8時には到着しているだろう。
事前にナビタイムで井土ヶ谷駅からの所要時間を計算すると、1時間21分と表示された。
なんだか近いなぁと思いつつ、女子2号と6時30分に待ち合わせして出発。
うまくすれば、我々はこの朝一番のレースに勝てるかもしれない。

ナビは東名高速の大井松田インターで下りるように指示してきた。
そうかそうか、下の道を行った方が早いのか…とこの時までは信じていた。
ところが、山北の辺りまで来たところで、「目的地まであと10分」と表示された。
おかしい!!
さすがの我々も、これは違う場所に向かっているのではないか!!と気がついた。(おせ〜よ)
あらためて我々が検索した「金時神社」の場所を確認すると、それは金時山登山とはな〜んにも関係のない別の「金時神社」だった!!
再度「本物の金時神社」を検索すると、今いる場所から35分もかかりますぜ、ヘッヘッヘ…というナビタイムのアナウンスが流れた。
まずい!!
このままでは、レースに勝つどころかペケになってしまう。
そして、9時前に到着しているにも関わらず「遅いっすね」と言われてしまう。
とにかく急がなければならない。
iPhoneには、「今到着しましたぁ、金時神社の駐車場は満車なのでゴルフ場の方に停めます。」とか「こちら乙女峠を通過中」などと、プレッシャーのかかるメールが届いている。
我々も、え〜こんな細い道を行くのかぁとか、え〜ゴルフ場の中に入っちゃうよぉとか言いながらナビの指示に従い、なんとか8時半に到着した。
しかし、我々以外のメンバーはすでにザックを背負い、"出発準備完了状態" で待ち構えていた。
繰り返し言うが、まだ集合時間の30分前である。
困ったものである。

PA220025.jpgとにもかくにも、ビーサンから登山靴に履き替え、8時47分に登山を開始した。
まだ集合時間の10分前である。

山岳会らしく、天気は曇り&霧。当然、金時山山頂からは富士山など、これっぽっちも見れない。
部長は「昼食タイム30分」とコールしたが、女子隊員の「そんなに早く下りたって仕方ないでしょ〜」の一言で昼食タイム1時間に変更された。
私は、温めたイナバのタイカレーと、網で香ばしく焼いたナンでのんびりとランチにする。
食べ終わってコーヒーを飲んでいると、部長の動きが忙しくなった。
どうも昼食タイムの設定は "山頂に到着してから1時間" だったらしい。

PA220033.jpgPA220057.jpgなんの感動もないまま下山開始。
長尾山〜乙女峠を経由して金時神社に戻る。

富士桜の別荘には世話係りの人がいて、食事の仕度が終わったら片付けて家に帰り、翌日朝食の準備の為にまた来てくれる。
ただし、今日はバーベキューをリクエストしたので、食材の準備だけでおしまい。
マーケットで追加の食材と酒を仕入れて、別荘に向かった。

PA230072_20161022.jpgIMG_7972.jpgPA230063.jpgPA230067.jpgこのバーベキュー用東屋(一番下の写真)での宴会も、今回が最後。
酔っ払った女子1号が木の階段を踏み外して転げ落ちたり、酔っ払った女子2号が脇の植え込みに頭から突っ込んだのも今となってはいい思い出だ。