そうだ江ノ島に行こう 〜葉山大浜から江ノ島〜
1月29日、今日の海は穏やか。
どこに行こうかと考えた結果、久しぶりに江ノ島へ行こうと思った。
最近は肘の不調を理由に、毎回10キロ程度しか漕いでいないので、たまにはしっかり漕いでみよう!!…という珍しく前向きな考えである。
江ノ島には3度ほど行っている。
2011年10月29日
⇨七里ヶ浜の海は蒼かった 〜葉山大浜から江ノ島〜
2013年9月 7日
⇨夏の終わりの健康診断 〜葉山大浜から江ノ島〜
2015年4月26日
⇨エボシ岩が遠くに見える 〜逗子から大磯〜
2015年4月は、逗子海岸から大磯照ヶ崎海岸へのワンウェイだったけど、他の2回は葉山公園〜江ノ島のピストン。
ピストンではあるけど、少しだけ旅気分を味あわせてくれるルートだ。
特に2011年10月は、同行したワンチャン、イイダーと訳あって緊急上陸した七里ヶ浜の海の蒼さが忘れられない。
出艇場所に向かう時は、駅や海岸近くのコンビニに寄って昼飯や行動食を買う。
そして、必ず買うのがコンビニコーヒー。
海岸に着くと、まずは海を見ながらゆっくりと熱いコーヒーを飲むのが習慣になっている。
江ノ島に行く時のルートは、大きく分けて2つある。
一つは一直線に、そしてもう一つは岸沿いを行くルートだ。
前者の場合、距離は約10キロ。自分の場合、休憩時間を入れて1時間45分から2時間かかるので、途中で天候や体調のトラブルが起きないことが条件になる。
後者の場合、距離は11.5キロくらい。途中で何か起こっても最悪どこかに逃げることができる。
今日は、とりあえず行きはまっすぐ向かうことにした。しかし、最近は予期しない風が吹き出す事もあるので、周囲の状況に注意しながら進んで行く。
北東からの風は予報よりも吹いていて5〜6メートル。風に押された波が同じ方向からやってきて、カヤックの向きを変えようとする。
こういう時はスピードが出ていないように感じる。
水面の近くを、メガネハギやカワハギが泳いでいる。
ぴったり2時間で江ノ島に到着。
時計回りに半周して、漂流ゴミがたくさん打ち上がっている入江に上陸した。
せっかく人が来ない浜に上陸したので、ここで昼飯にする。
干潮時間を過ぎたばかりなので、たぶん江の島大橋先のトンボロ砂浜は水深が足りない。
橋で観光客にジロジロ見られるのも嫌なので、反時計回りに来たルートを戻る。
風はおさまり波もなくなった。帰りは、岸沿いを行くことにする。
往路では肘と親指の付け根に少し痛みが出たけど、帰路は "素直な潮" なので、どこにも負担がかからず快適にパドリングできている。
稲村ヶ崎を過ぎたところで、前方から2艘曳きの漁船がやって来た。
湘南のシラス漁は1艘で引くと聞いたことがあるので、サヨリ漁かもしれない。
名島の岩礁に一羽のサギが逃げないでいてくれた。
小さな事かもしれないけど、こういう出会いが嬉しい。
芝崎を越えると、海がものすごい凪になった。
曖昧になった海と空の界に漁船の形がくっきりと見える。
葉山公園への帰還は15時。
帰りは、少し遠回りだったけど、かかった時間は同じだった。
カヤックを乾かしながら車の近くでコーヒーを飲んでいると、ロードスターRFで来園していたオーナーが近づいて来た。
「すみません。SUPにポンプで空気を入れたいんですが、車のシガーライターをお借りできますか?車にシガーライターがなくて…。このまま帰ろうと思ったんですが…。」
「あ〜いいですよ!! 自由に使ってください。」
聞くところによると、新車のRFが届いてから初めてのSUPで、まさかシガーライターがついてないとは思っていなかったらしい。
そうかぁ、最近の車は灰皿がついていないからシガーライターも無いって事かあ。
その人は、自分と同年代(-10才くらいまでは同年代とみなす)で、学生の頃から津久井浜でウインドサーフィンをやっている人だった。
ウインドサーフィンは、8〜12メートルくらいの風がちょうどいいらしく、40〜50キロのスピードが出るらしい。(レースだと70キロ!!)
最近SUPを始めて、今日は夕暮れ時を狙って遊びに来たとのこと。大人の遊び方だ。
今年は、24年ぶりに日本でウインドサーフィンのワールドカップが開催され、会場は津久井浜。
風が吹いていたらカヤックはできないので、見に行って見ようかな…。
⇨ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会