平和な海をいつまでも 〜三戸浜周辺〜

先週の江ノ島行き体力測定から一週間。
今日は、ワンチャンのリハビリを兼ねて三浦に行く事になった。
昨年はなんだかんだで年に3回しか海に浮かばなかったのに、今年は早くも2回目。
ところが、最近になって腕に痛みが出たとう事で、左手でビールのジョッキが持てないらしい。
痛さを表現する例えとしては如何なものかと思うが、自分も経験があるだけにとてもピンとくる。

IMG_0875.jpg途中の駅でピックアップしてもらう為、日の出と共に家を出た。
今日もポカポカでいい天気になりそうな気がする。

行き先は、車の中で検討した。
今日のテーマは、「トイレのある浜から出て漬け丼を食べる事」らしい。
となると、店はまるよし食堂(宮川)か、そば新(城ヶ島)か、ひげ爺(荒井浜)。
戸津浜(この時期にトレイあるのか?)から宮川か城ヶ島へ向かいましょ〜…と一旦決めたものの、ワンチャンの腕の痛み次第では距離を漕げない可能性もあるという事で、三戸浜から出て荒井浜か城ヶ島に行く事になった。
お嬢様の意見は絶対なのである。

三戸浜三戸浜 すずめ島三戸浜はカヤッカーで賑わっていた。
珍しくフェザークラフトも浜に置いてある。
このフェザークラフトの持ち主は、伊豆や三浦で何度かお会いしたことがある方だった。
ビリッけつで浜を出艇し、とりあえず諸磯に向かおうとしたものの、ワンチャンは腕が痛むらしい。
「荒井浜へ!!」
という指示が下った。
それにしても、潮の透明度は前回に引き続き絶好調。
浮かんでいるだけで笑顔が出る海だ。

なぜか荒井浜が見えても、ワンチャン艇は向きを変える様子がなく沖を漕いでいる。
荒井浜がどこかわからないほどボケちゃったのかっ?と思いながら艇を近づけると「諸磯へ!!」という指示が飛んできた。

しかし、諸磯まで来ても上陸するそぶりがない。
どうも素晴らしく綺麗な海に浮かんでいるのを楽しんでいるようだ。
「沖を通って荒井浜へ!!」
へへ〜〜仰せの通りに。

諸磯諸磯沖は適度なウネリもあって、圧倒的に気持ちのいい海が広がっていた。
この辺りは何度来てもいい。
春の海 〜三戸浜周辺〜

荒井浜荒井浜にやって来た。
上陸するのは、2014年11月以来だから…かれこれ2年以上前になる。
救助隊出動 1日目〜菊名から荒井浜〜

荒井浜ひげ爺海上亭のテラスで漬け丼を注文。
静かな時間を楽しみたいのに、ハワイアンなお隣さんの音楽がちょっと邪魔だなと思うのは我々だけだろうか?
食後は、磯場の草地に移動してコーヒータイム。
この場所なら音楽が聞こえないので、とってもよろしい。

荒井浜たっぷり日向ぼっこをして、再びカヤックを浮かべると、ちょうど浜の反対側で休憩していたカヤックのパーティと一緒になった。
「いい日ですねぇ〜」
「ポカポカで眠くなっちゃいますよぉ〜」
「フェザークラフトは復活したんでしょ?」
「いえ、一度復活したんですが、やっぱりダメになっちゃいましたぁ〜」
みんな笑顔である。

P2040083.jpg黒崎の鼻まっすぐ三戸浜に戻るかと思ったら、ワンチャンは一直線に荒崎へ向かっている。
あまりにも居心地のいい海に、腕の痛さなどなんのその!!
黒崎の鼻沖まで来た…素晴らしく平和な海が広がっている。

map_20170204.jpgこれが今回のルート。
穏やかで平和な海を満喫することができた。
しかし、同じ日本なのに、沖縄県名護市辺野古では新しい米軍基地の為の工事が進んでいる。
ジュゴンの住む美しいサンゴ礁の海を1600ヘクタール埋め立てる計画だ。
本土にいる我々の中には、その事を他人事のように考えている人達がたくさんいる。
下の地図は今回のルートに辺野古の埋め立て面積を重ねてみたものだ。
もし、新しい米軍基地がこの場所に作られるとしても、人々は平気なのだろうか?

辺野古 埋立 面積悲惨な沖縄戦が終わり戦後70年を迎えた今も、沖縄には基地が集中し、基地の周りに追いやられた住民の上を米軍が飛び回っている。
これはどう考えてもおかしい。
1日も早く沖縄の人々に平和な海を返してあげて欲しい。