キャンプ解禁 2日目〜毘沙門から松輪〜

二日目の朝。
深夜から朝にかけて北風が吹く予報だったが、風のうなり声は聞こえず、山の上の木もあまり揺れていない。

昨日は何時にテントに入ったのかよく覚えていない。
覚えていなくても、誰が最後まで起きていたのかはわかる。
いつも最後はキッカーで、焚き火の薪を綺麗に燃やし切ってくれている。
朝は、目が覚めた者から適当にテントを抜け出し、それぞれのペースで朝食の準備に取り掛かった。
私は、昨日作っておいた鍋を温めるだけなので簡単。

三浦半島 大黒谷潮は盛大に引きまくり、この後まだまだ引いていく。
最初に後片付けが終わったキッカーが慎重にカヤックを運び、背中に釣竿を2本刺してから毘沙門の沖に向かった。
この時点で私はまだ食後のコーヒー中。

次に出発したのは、イイダーとハマちゃん。
2人ともどっちに向かうか決めていないらしい。

三浦半島 毘沙門そして最後は、全く漕ぐ気の無い私とワンチャン。
どこにも寄らずにまっすぐ松輪に戻り、昼飯はそば新の漬け丼を食べに行こうと決めている。
目標が定まった後のワンチャンは別人の様に元気だ。
途中でハマちゃんとすれ違った。
聞くところによると、イイダーは城ケ島に向かったらしく、この後ハマちゃんは西海岸のどこか適当なところで撤収するらしい。

松輪で撤収しているとイイダーが戻ってきた。
城ケ島の近くにいるのに、城ケ島に寄らないのはイカン…と思ったらしい。
ふむ…少しはやる気がある様に見える。
そして、漬け丼の誘いは断って早めに帰宅し、奥様の心象をよくする作戦を選択した。

そば新では、城ケ島公園で行われた初の野外映画祭を成功させたスタッフが漬け丼を食べていた。
待つこと30分、久しぶりにありつけた漬け丼でワンチャンは満足そうだ。
頻繁にここから舟を出していた頃が懐かしい。
今は、三崎と城ケ島の間にカヤックを浮かべることは禁止になっている。
駐車場から城ケ島の南の海岸にカヤックを運ぶことはできないので、カヤッカーが城ケ島から出艇することはなくなってしまった。

城ケ島でワンチャンと別れ、帰りがけに三戸浜に寄ってみると、案の定ハマちゃんがいて撤収が完了する抜群のタイミングだった。
ちょうどタクシーを呼ぼうとしてたらしい。

(あとがき:2017-10-3)
キッカーから八景島出発で2日間100キロのツーリングを誘われた。
考えた末、漕いだことのない八景島〜三浦海岸の間だけなら…と返事した。

(あとがき:2017-10-7)
イイダーの新艇、フジタカヌーの「アルピナ1-450ハイブリッド」が届いた。
ラダーを付けた状態の重さは16.8キロ。
不知火は22キロオーバーだったので、イイダーの腰にはだいぶ優しい。
進水式は一泊二日で伊豆ですかね?!

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