チャコとミーコとピーナッツ 〜逗子から大磯〜

3年前、逗子から烏帽子岩を経由して大磯まで行った事がある。
エボシ岩が遠くに見える

その時に見た烏帽子岩が何故か印象に残っていて、機会があればまた行きたい!!と思っていた。
逗子海岸から大磯までは25キロ。
途中で上陸できるのは、江ノ島の辺りと茅ヶ崎ヘッドランド、平塚湘南海岸公園。
どこも少し遠回りになるし、海岸側はサーフで上陸できない可能性が大なので基本的に無上陸を覚悟している。
ちなみに、砂浜の無い烏帽子岩も上陸できない事は無いけど、渡船で渡った釣り人以外の人間が上陸するのは禁止されている。

ところで、「湘南」とはどこからどこまでを言うのだろうか?
ネットを検索したら、ブラタモリという番組で全く同じテーマを取り上げていた。
https://www.nhk.or.jp/buratamori/map/list115/route2.html
で、動画があったので、貼り付けます。

sc_20181111.jpg内容は見てもらうとして、アシスタントの林田アナウンサーが自然体でかわいい。
ブラタモリは一度も見た事がなかったけど、過去には「#107 伊豆・下田」とか「#104 伊豆」とか「#105 天城越え」など面白そうな話がある。

逗子海岸逗子海岸でカヤックを組み立て、出発準備完了。
ウネリも風も無しで絶好のカヤック日和に見える。
大磯到着は昼を過ぎるので、前回と同じ平塚湘南海岸公園で昼飯を食べる予定にしているが、念のためデッキバッグには簡単な行動食が入っている。

PB110003.jpg9時少し前に出発。
海水がめちゃくちゃ澄んでいる。
逗子マリーナの先でウミガメと遭遇したりして、由比ヶ浜沖までの海の色は沖縄の本部辺りの海を漕いでいるような気分だった。

稲村ヶ崎稲村ヶ崎 アウトリガーカヌー稲村ヶ崎を通過したところで、数艇のアウトリガーカヌーに追い越された。
この後彼らは江ノ島の南岸に向けて進んで行った。

PB110016.jpgPB110017.jpg向かう先は爽やかな青空が広がり、模型の様な江ノ電や134号線を走る車が行き来している。
南側に目を向けると、シルエットになった漁船やヨットがゆっくりと進んでいる。
葉山公園から江ノ島に向かうと、どうしても沖を行く事になるが、この海岸線は岸に近い場所を行った方が絶対に気持ちいい。

七里ヶ浜 デラセーラ腰越 片瀬東浜七里ヶ浜と腰越を通過。
干潮時間に近づいている江の島大橋のトンボロ海岸はどうなっているだろうか?

PB110023.jpg江の島大橋に近づくと、前回と同じ様にシュバババババ〜と波が弾けていた。
そして、そこを通過し片瀬東浜側に進もうしたカヤックがもみくちゃにされ、今にも転覆しそうになっている。
どこを見ても水深が足りなそうなので上陸。
写真は波が小さい時だけど、時々デカいのが入ってくる。

PB110027.jpgPB110029.jpgたくさんの人が歩いている江の島大橋を下を向きながらくぐり抜けると、フローティングブイが張られていた。
これは水上バイク対策なのかな?
確かに、猛スピードで橋の下をくぐり抜けるのは危ないので悪質なライダーへの対策としては有効だと思う。

そして、遥か彼方に烏帽子岩が見えた。
でも時間にすると1時間のパドリングなので、それほど遠いわけじゃない。

PB110033.jpg11時になってお腹がすいてきたので、アンコ補給。
熱いお茶が欲しい。

烏帽子岩に到着。
釣り人がたくさんいるので、邪魔にならないように"内海"に入った。
ウネリが入っている時は、この入口に四方八方から潮が流れ込むかのような不思議な感じの場所である。
烏帽子岩が登場するサザンオールスターズの「チャコの海岸物語」の歌詞については以前のブログに書いた。
江ノ島の先
さて、チャコとミーコとピーナッツって誰の事だろう。
答えはこの3人。

上から飯田久彦、弘田三枝子、ザ・ピーナッツでした。

PB110042.jpg私のパワースポット「烏帽子岩」で英気を充電し、先に進むんだけど…ん〜遠い。
茅ヶ崎ヘッドランド、平塚湘南海岸公園のどちらにも寄らず、浮かんだまま焼きおにぎりを食べて空腹をしのぐ…というか、海岸はどこもサーフ状態で上陸できそうもない。

PB110049.jpg北浜海岸(大磯海水浴場)はサーフだろうから最初から大磯港の先にある照ヶ崎海岸を目指した。
ところが、こちらもサーフそして磯。
その先は砂利浜っぽいが、釣り人が列をなし、波も大きい。
どうしましょ?…と言っても、他に上陸できる場所も無いので、少しの間波のセットを観察してから上陸した。
波と隠れ岩の両方に注意をはらい、なるべく岸近くでカヤックからおりないとどん深の海に胸までつかる事になる。

PB110051.jpgポートハウスてるがさきの裏手で撤収。
何も買わないのも悪いので、自動販売機でアイスを買った。

大磯駅の標高は20メートル。海岸から緩やかな登りを500メートル歩くので、本当はここを出発地にした方がいいかもしれない。
私の湘南イメージは、鎌倉から大磯まで。
その間の海岸はよっぽど凪いでいる日じゃなければ、基本的にはサーフ。
安全に上陸できるのは、干潮時の江ノ島トンボロ海岸か茅ヶ崎ヘッドランドくらいだと思うけど、どちらの浜も駅からは遠い。
烏帽子岩に行く場合は上陸場所で欲をかかず、いざとなったらタクシーを呼ぶくらいの気持ちでいた方がいい。

map_20181111.jpg