あの頃のTAKUMA 〜佐藤琢磨ポール・トゥ・ウィン〜

takuma_201904.jpg© INDYCAR

佐藤琢磨がアラバマで行われたインディカー第3戦でポール・トゥ・ウィン。
それにしても、ペースカー後のリスタートなどを見ると、まるで無敵だった2001年のF3シーズンを彷彿させる様なレースだった。

実は、琢磨がポール・トゥ・ウィンをやってのけたのは、18年前のマスターズF3以来になる。
2002年から2007年まで参戦していたF1は、チーム力が物をいうレース。
最も可能性のあった2004年は予選の最高位が2位。
その頃のF1は最も迫力のあった時代で、参加しているドライバーは全盛期のミハエル・シューマッハ、キミ・ライコネン、ジェンソン・バトン、フェルナンド・アロンソ、ルーベンス・バリチェロ、ファン・パブロ・モントーヤ、マーク・ウェバー、デビッド・クルサードなど錚々たる顔ぶれだった。
そんな時代の予選でフロント・ローを獲得していた琢磨はやっぱりすごいと思う。

戦いの場をインディカーに移してからは、アラバマでのポールを入れてポールポジション8回。
琢磨の実力を持ってすれば、もっと早くポール・トゥ・ウィンをやってのけられたと思う。
今年の琢磨から目が離せない。