慶良間リベンジ 3日目 〜座間味島から阿嘉島〜

3日目の朝は、暗いうちにテントを抜け出し、暗いうちに撤収した。
朝飯は、オキハムの中味汁とフルーツ。

IMG_1649_20191024.jpg7時には、全ての荷物をカヤックの所まで運んだ。
風次第だけど、この時までは阿嘉島の西側を漕ぎ抜けて行こうと思っていた。
フェリーが阿嘉島を出るのは14時15分、撤収に2時間かかるとして12時までに阿嘉島の真謝浜に着けばOK。

PA240072.jpgPA240074.jpg嘉比島を目指して漕ぎ出してはみたものの、島に近づくにつれ風が強まってきた。
海面にできる風紋の様子では風速9メートル。潮は川の様に流れている。
昔、嘉比島までボートで運んでもらう時、船頭さんから「岸から離れると流れがあるので気をつけてね」と言われた事を思い出した。

PA240076.jpgPA240077.jpgPA240079.jpg嘉比島を通過し、阿嘉島との間の海峡に出て様子をうかがう。
ん〜…私の力量では、この風に逆らって阿嘉島の西に抜け伊釈迦釈島(いじゃかじゃじま)との海峡を漕ぎ抜けるイメージがわかない。
最終日なので無理はせず、まっすぐ真謝浜に向かうことにした。
時間が有り余ってしまうけど仕方がない。

風が唸るニシハマビーチでは、誰もいない海で大型魚が小魚を追いかけ回している。

あとは東端の岬を回れば真謝浜に着くだけ。
そんな事を考えながら、前方の浅瀬で時々ブレークしている波を避けてのんびり漕いでいた…と、ふとザ〜っという音がしたので、左後ろを振り返ると大きな波が立ち、こちらにブレークして来ていた。
カヤックを曲げ、波をいくつかやり過ごした。
ふ〜…10分前まで静かだった場所でも安心できない。

PA240086.jpg誰もいない真謝浜に到着。
まだ9時前である。

PA240100.jpgとりあえずスノーケル。
こちらは悪役カラーのモンガラカワハギ。
怒らせると怖い。

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そしてウミガメにも会えた。
他には誰もいないので、2人だけの時間を共有できて嬉しい。

IMG_1657_20191024.jpg誰かが集めた貝殻。
持って帰るのを忘れたんだろうか?

IMG_1661_20191024.jpgIMG_1660.jpg早めに到着、早めに撤収が終わったので、カヤックを港の待合室に置いて昼飯を食べに出かけた。
どの店がいいのかわからないので、こういう時は地元の人に聞く事にしている。
ちなみに、聞くのは誰でもいいってことではなく、ガイドさんっぽい人や漁師さんに聞くと、自分の好みに近い店を紹介してくれる確率が高い。

紹介してもらったのは吉田屋という店。ここでビールと牛丼をもらった。
気持ちのいい風が抜けるテラスの様な店内は居心地が良く、食事も美味い。
キーマカレーも美味しそうだ。
この店では、自転車などもレンタルしていて、若い店主が丁寧にお客さんと接していた。

IMG_1665.jpg居心地のいい吉田屋さんでノンビリさせてもらったのに、まだフェリーまで時間がある。少し歩き前浜ビーチで時間を潰すことにした。
木陰になっていたモンパの木の下に座り、サータアンダギーを摘みながら残っていた泡盛をやっていたら、ちょうどいい時間になった。
阿嘉島は、7年前に一度だけ来たことがある。
今回滞在した座間味島もいいけど、どっちかと言うと阿嘉島の方が自分に合っているような気がする。
慶留間島(げるまじま)から南にある小さな島々にも行ってみたい。

IMG_1674.jpg那覇に戻り、予約していたホテルで荷物も受け取った。
カヤックは、沖縄に送った時と同じパッキングで送り返そうとしたにも関わらず、ゆうパックのお兄さんから、やれサイズがどう、やれ重量がどう…と言われまくる。
「このままだと戻されちゃいますよ。」
「ん〜戻されても私もういませんけど、どうなります?」
などと白を切りながら、仕方なく荷物の量を減らしたものの、それでも25キロをオーバー。
500円の追加料金を取られ、どうにかカヤックを送り出した。
沖縄からの発送はいつも厳しい。

IMG_1672.jpgIMG_1673.jpg洗濯を済ませ、やる事をやった後で飲みに出かけた。
最初に入った店では「あら?まだいたの?」と言われ、二軒目の店では「あら?どうしたん?」と言われ、言い訳をしている間に酔っ払ってしまった。
ヨモギの天ぷらとナーベラーも暫くお預けである。

(旅を終えて)

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