網代リベンジ

昨年12月に網代でお泊まり忘年会をした。
⇨どこでも忘年会～網代温泉～
楽しい忘年会だったけど、当日の宿は第二候補。
本当は別の民宿に行きたかったので、新型コロナウィルスで世の中が大騒ぎしている中、第一候補の宿にリベンジする事になった。
宿は網代駅からは遠く、山の上にあるので、網代駅からハイキングコースを歩いて行く。

ルートは全長8.6kmの〈網代一周・見所満載コース〉。宿はその途中にある。
初めて歩くコースなので調べてみると、駅前のコースマップ、伊豆網代温泉観光ナビの地図とSTRAVAの地図、誰かが歩いたヤマレコの地図のどれも微妙に違う。
どれが正しいのかわからないので、網代温泉観光協会に電話をして聞いてみた。
しかし、観光協会の人はよくわからないらしく、WEBページの「網代一周」が「網代一週」になっていますよ…とだけ指摘して電話を切った。
観光協会の人は「業者に連絡してすぐに修正します」と話していたが、まだ修正されていない。
⇨伊豆網代温泉観光ナビ

2月24日、三連休の最終日と平日を絡めて、山岳会有志4名が網代駅に集合。
今回の企画の発案者である女子2号がメールで「1人1本、酒を持ってくるよ～に!!」と命令したにも関わらず、約2名がその命令を聞き逃していた。
宿への酒の持ち込みは、「大量に持ち込まなければOK」と許可してもらっている。
「1人1本」が”大量"に当たるかどうかはイマイチ"？"のところもあるが、網代駅前には酒屋がないので、もう命令は守れない。

前回と違いハイキングが組み込まれているので、移動中の飲酒はご法度。
グリーン車で向かう3名は駅弁を食べながらビールを一缶やってしまい"ご法度破り"、小田原で箱そばを食べてから向かう1名が熱燗を手にしたかどうかは不明である。
例によって爽やかな笑顔で記念写真を撮ってから、未知のハイキングコースを歩き始めた。

歩き始めて1時間。
全長8.6kmの〈網代一周・見所満載コース〉は、ビーサンでも歩ける全面舗装の車道だった。

予定通り、15時のチェックイン時間に宿に到着。
本日の泊り客は我々だけらしく、一気にテンションが上がった。
部屋の隣にある展望風呂からの眺めはこんな感じで、正面には初島が見える。

宿からもらった瓶ビールをやりながら、何気なく宿周辺の地図を見ていると、国道沿いにコンビニがある事を発見。
その事を告げると、「1人1本」を守れなかった女子1号が、自ら志願し調達に向かった。
宿の標高は140メートル、歩道がない国道を決死の思いで横断し、閉店セール中のコンビニから、ビール3本と日本酒2本を持ち帰った。
さすがである。

待ちに待った夕飯。
最初のお膳は地物の刺身が並び、暖かいものは順番に出てきた。
写真を撮り忘れたが、キンメの煮付けもあった。
お腹いっぱいである。

翌日は、朝焼けでオレンジ色に染まった初島を眺めながら朝風呂でさっぱりし、迎え酒。
朝飯で食べたアジの干物が美味しかったので、お土産を用意してもらった。
私はご飯をお代わりし完食。

帰りは、ハイキングコースの残り1/3を歩いて網代駅に向かった。
途中、少しだけ舗装されていない道があるものの、ほとんどが舗装路なので、このコースで山歩きを期待してはいけない。
あいにく曇ってしまったけど、朝日山の山頂からは、穏やかな海に初島が浮かび、その先には南房総があるはずだ。
山頂にあった説明書きには、「房総の里見一族が伊豆に攻め入るのを防ぐ為の見張り台として…」と書いてあった。
里見一族が伊豆に攻め入ったという史実はないと思うけど、それだけ恐れられていた…ということだろう。