2ヶ月早い天城山

食堂にも行けない。飲みにも行けない、宿に泊まるのもどうなのよ?…となると、手足をもがれた我々ができるリフレッシュは海か山への日帰り遊び。
このご時世に山岳会に提案するのも気が引けるので、平日にサクッと気になっていた山に行ってみることにした。

IMG_2928.jpg朝8時に天城山高原ゴルフコースの登山者用駐車場に着くと、すでに数台の車が停まっていた。
今日歩くのは、万二郎岳(1,299m)、万三郎岳(1,405m)に登り、シャクナゲコースを通って同じ場所に戻ってくるルートでコースタイムは4時間45分である。
ちなみに、ここは天城縦走路の入口にもなっていて、伊豆市観光協会が提供する天城温泉郷観光ガイドによると、縦走コースは全長17km、コースタイムは約7時間30分とある。

IMG_2929.jpg四辻を過ぎ、何度か沢を横切りながら高度を上げ、なんの感動もない万二郎岳をスルー。少して行くと森が開け、眼下にゴルフコースが見えた。
街並みが見えるのは気にならないけど、ゴルフ場のような人工物が見える景色は好きじゃない。

IMG_2930.jpg万二郎岳から万三郎岳に行く途中にある馬酔木(アセビ)のトンネル。まだ咲いていない。
この道がアセビの花だらけになったら、さぞ素晴らしいだろう。

IMG_2933.jpgアマギシャクナゲを説明する案内板があった。
開花時期は5月中旬から6月上旬。アマギシャクナゲとアセビは同じ時期なので、今回はベストシーズンより2ヶ月早かったことになる。

IMG_2935.jpgIMG_2936.jpg万三郎岳山頂で昼飯。
他の登山者と会っても、皆さんコロナを気にしているせいか、伏し目がちで挨拶も遠慮しているように感じる。
こちらからも、あえて話しかけないようにした。

IMG_2939.jpgIMG_2941.jpg万三郎岳から少し行ったところで四辻への分岐があり、後は下って行くだけ。
眺望もないので、退屈な山道を黙々と歩くだけなのかな…と思ったら、これがなかなか楽しい道だった。
八ヶ岳のような苔むした場所があるかと思えば、見たこともないヒメシャラの林があったりする。

IMG_2943.jpg四辻から登山口までの道には、沢山の大木が倒れている。昨年の台風のせいだと思うが、本当に最近の台風は恐ろしい。
歩きだしてから6時間後にゴール。
標高差が無いので、息が切れるということはないけど、思ったよりも歩きごたえがある。また、今回のコースは、ほぼ森の中を歩くので眺望はほとんどなし。
しかし、道は歩きやすいし森も変化に富んでいて楽しい。
ふむ…山岳会の面々は興味を持つだろうか?