どこに行ってもミスコース 〜天城峠と八丁池〜

1ヶ月前の八ヶ岳で山歩きの楽しさを思い出したユキちゃんから、紅葉ハイキングのリクエストがあった。
快晴の逆ルート 〜苔の道と茶臼山〜

日帰りなので、あまり遠い所には行けない…そしてあまり高い山にも行けない…となると、私の少ない山リストで行けるのは天城山と日向山くらいしか思いつかない。
日向山は車を停める場所が心配なので、天城山(万二郎岳、万三郎岳)に行く事にする。
メンバーは、ユキちゃんの友達のKYOチャンを入れて3人。久しぶりに大人数(!!)でのハイキングである。
しかし、KYOチャンは山歩きが初めて(?)らしい。
万三郎岳周回コースは、途中にトイレも無いし昼飯休憩できる場所も少ない…ふむ、どうしましょ?!
前日に行き先を変更。
要所要所にトイレがある同じ天城山山塊の八丁池コースに行く事にした。
ちなみに、数日前ユキちゃんは35,197歩を歩いてしまい、木曜日になっても歩き方がおかしいらしい。
大丈夫なのか?このメンバー(^^;

11月6日 金曜日、朝5時に西鎌倉でユキちゃんをピックアップ。
例によって朝からハイテンションで話が盛り上がる。
盛り上がりすぎて、江ノ島水族館の近くで待っているKYOチャンのピックアップを忘れそうである。
無事KYOチャンが後部座席に着席すると、車内のハイテンション度数が数倍アップした。

西湘バイパスの大磯を過ぎる頃、東の空が薄っすらと色づいて来た。
明かりを灯した漁船が、まだ暗い海の上を滑るように動いている。
国道1号線の追い越し禁止区間を超低速走行していたトラック2台を追い越すと、目の前にピンク色に染まった幻想的な富士山が現れた。まさに早起きは三文の徳である。
水生地下(すいしょうちした)駐車場には予定通り到着。予想に反して一番乗りである。

IMG_4627.jpg今日は、登り御幸歩道を通って八丁池に行き昼飯、そこから下り八丁池歩道〜下り御幸歩道を通って駐車場に戻ってくる周回コース。
準備を整え出発。
いきなりミスコースして前回と同じ「逆ルート」になってしまうところだったけど、すぐに気がついて "正規ルート" に復帰した。
天城峠バス停の前から登山道に入り、長い階段を登りきった所に旧天城トンネル(天城山隧道)がある。
トンネル内部は雰囲気のある電燈が灯っていて、とても感じがいい。
旧天城トンネルは、建造物として重要文化財に指定されているので観光客も多く、綺麗なトイレもある。
しかし、トイレに隣接したテーブルの上には潰されたタバコの空き箱が捨てられていた。
この手のゴミは見過ごせないので、拾ってリュックに入れた。

無意識にトンネルを進んだところで、またもやミスコースに気づきUターン。
八丁池へ行く登山道は、トンネルに向かって右側にある。
歩き始めてすぐに、子供を連れたシカの群れが現れ、急な斜面の山肌を駆け抜けた。そしてしんがりを務めた一匹が我々の方を見ている。

IMG_4632.jpg紅葉ピークがいつ頃なのかわからないけど、真っ赤に色づいたカエデがあると嬉しい。
この辺りからヒメシャラの木が多くなり、初めてヒメシャラを見た二人は不思議そうに樹皮を剥がしてみたりしている。

IMG_4635_20201106.jpgヒメシャラの大木を通り過ぎ、向峠の辺りで見えた富士山。

IMG_4637.jpgダケカンバの白い枝。
もう少し日差しがあると綺麗。
白馬大池から蓮華温泉に向かう途中で見たダケカンバ

IMG_4640.jpgIMG_4645.jpg少しだけだけど、秋でも花は咲いている。
苔の間から咲いていたキッコウハグマとシラヤマギク。
キッコウハグマは、これまでに見た野草の中でも、アケボノソウと同じくらい可憐だと思う。
ポールは持ってた!! 尾瀬2日目〜見晴から鳩待〜
しかし、小さな花の写真を撮るにはiPhoneだと無理。
マクロ撮影できるTG-5を持ってこなかったことを後悔した。

IMG_4646.jpg綺麗なトイレのある登山道から100mほど脇道にそれた所に八丁池の展望台がある。
紅葉は終わっているのかな?
八丁池の先には富士山。

IMG_4650.jpgIMG_4651.jpgこの先の芝生(というか苔の広場)にシートを広げて昼飯。
マタドールのブランケットは、四隅にペグがついているので使いやすい。
今回のメニューは、手分けして持って来た食材を使ったロコモコ丼とフルグラパフェ。
KYOチャンが持って来た紙丼がジャストサイズで「でかした!!」と褒めたのもつかの間、出来上がったロコモコ丼の写真を撮り忘れたので減点。

IMG_4658.jpgIMG_4659.jpgしっかり休憩した後は、下り八丁池歩道を進んで帰りましょう…と快適な道を行くものの、思ったよりも早く分岐に着いてしまった。
???。
またしてもミスコースで、下り御幸歩道を使って下りて来た事に気付いた。

IMG_4661.jpgクリスマスカラーのマムシグサ。

IMG_4662.jpgもう少しでゴールの水生地下駐車場…って所に川端康成の伊豆の踊子文学碑があった。
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思ふ頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。」

ゴール後、二人が持ってきたフルーツで打ち上げ。
昼飯でお腹がいっぱいだぁと言っていたはずなのに、あっという間に完食してしまった。
人の満腹感というのはあてにならないものである。

帰り道は、テンションマックス継続中の二人を江ノ島近くまで送り届け、私は例によって事務所の近くに車を乗り捨てて、やきとりと生ビールで二次会。
これで明日も頑張れる。