フォーミュラ・ワン ドライビング

drivingstyle.jpg これは、レッドブルRB7におさまったセバスチャン・ヴェッテルの透視画像。
「F1速報PLUS」の表紙からピックアップしてみた。
フォーミュラ・ワンのドライバーがこんなカッコで運転してるって知ってました?

フロントウイングが現在の様なつり下げ式になったのは、1991年に登場したベネトンB191が最初。
でも、実際にフロントノーズの中央を高く持ち上げ、積極的に空気の流れをマシンの下へ送り込むデザインを取り入れたのは、1990年の途中から登場したティレル019。
もう21年も前のことなんだね。
アンヘドラルウイングという名前だったけど、最初に見た時はそのデザインにどんな意味があるのかわからなくてビックリした。

その後、フロントノーズを持ち上げた方がいいかどうかで、各チーム試行錯誤したモデルを毎年出してきたが、最近のトップチームは全て高く持ち上げたデザインを採用している。

で、最初の透視画像のようなドライビングフォームになっちゃうんだけど、あらためて見るとすごいカッコだ。
つま先の位置が鼻と同じくらいの高さにあるし…。
ドライバーが乗り降りする時に、ステアリングを外している理由もこれでわかる。
コクピットから出る時は、頭部を保護するプロテクターを外して、コクピットの両脇に腕を出し、身体を持ち上げるようにするんだけど、五十肩の自分なら絶対に出られない…。(^^;

それにしても、今のF1は安全になった。
昔だったら命がいくつあっても足りないような事故でも、無傷で生還することが多く、FIAとデザイナーの仕事っぷりには頭が下がる。


Jun 27, 2010 Valencia