う・ら・が・いけ〜

JONES 微妙な天気の日曜日。
ビールと食材を仕入れて、浦賀の燈明崎に行ってきた。

浦賀港でのウイスキー休憩中、新兵器 TG-310で初撮影。
iAUTOで撮った写真はこんな感じ。


小説「菜の花の沖」の高田屋嘉兵衛が、筏で江戸へ漕ぎ渡った時のくだり…
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筏が伊豆下田をへて相州浦賀へ近づいたときは、その翌朝である。
その日は、とくに西北の風が強かった。
追風とはいえ、筏は波しぶきをあびて、三浦半島の先端の山々を見つつ北東へ進んだ。
「油断するな」
嘉兵衛は、ふたことめには声をはげまして一同の心をひきしめた。船というのは終着の港湾を見ながら破船することが多い。気のゆるみは何にもまして大敵であった。
浦賀は、江戸湾に入るための海の関所ともいうべき湊で、諸国往来の船はみなここで碇をおろし、船改(ふなあらため)をうける。困難な航海をしてきた船にとって、この湊を見れば江戸に入ったも同然という気になる。
(中略)
「あれを見よ、世に知られた平根山の灯明台だ」
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平根山というのは、灯明台(現在の燈明堂)の背後にある山。
ペリーの乗った黒船も、この辺りで碇を下ろし、吉田松陰が平根山から黒船を見たという…。
歴史を感じるなあ。
で、自分は寝っころがってビールを飲んできた。

燈明崎 千代ヶ崎 上の写真の岬は、燈明堂のある燈明崎より久里浜寄りにある「千代ヶ崎」。
家に帰ってネットで調べてみたら、ここには「千代ヶ崎台場」といって、浦賀奉行所の首切場があったらしい。(ガ〜ン)
キャンプしたらちょっとスリルあり?
(photo:TG-310)

最後に今日の息抜き。
有名な「ペリーのお願い」…大好き。