大人ドライバー

F1まで辿り着いたドライバーが、全てベテランで大人のドライバーかといったら、それは大間違い。

現在、F1レギュラードライバーの最年長は、ミハエル・シューマッハの42才。
中嶋悟は34才でF1に上がったけど、最近は30才を超えてF1にデビューできるドライバーはいない。
そして、日本期待の星 小林可夢偉は、20代前半にして "世界の24人" の中に選ばれている。

これまでの最年長は誰?…と調べてみたらルイ・シロンって人だった。
なんと58才!
今の自分よりも年上。
昔は、そうだったんだね〜。

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ちなみに、自分が一番好きなドライバーは、ジル・ヴィルヌーヴ。
そう、1977年の日本グランプリでコースの外まで飛んで行ったあのドライバーだ。

1979年10月にワトキンズ・グレンで行われたU.S.Aグランプリ…雨になったプラクティスでジルが走り始めた。
「雨の中をジルが走りはじめた時、これはすごいぞ、とマスコミ仲間はみんなで雨のサーキットに出たんだ。彼はすごかった。ほかの誰よりも300馬力ほどパワーが余計にあるみたいだった。1番時計を出したときは、2番手のジョディー・シェクターより11秒も速かった!」
ジルのドライビングは、ジャーナリストを含めた全ての人を魅了した。

P2100001.jpg(マカオGPのF3レースに参戦したルネ・アルヌー 撮影:私)


そして、もう一人好きなのはルネ・アルヌー!
1979年7月のフランスグランプリで、この二人はとんでもないバトルをしている。


いや〜〜何度観てもスゴイ!
これぞ、グランプリドライバー同士のバトル。

話が横道にそれたけど、自分が考える「大人ドライバー」の条件は4つ。
1) 他のドライバーに迷惑をかけない。(除くレーシングアクシデント)
2) 他のドライバーの悪口を言わない。
3) チームの悪口を言わない。
4) 言い訳をしない。

そして「子供ドライバー」は、そのどれもができない。
2011年にエントリーしている子供ドライバーは一人…周りのドライバーがかわいそう。

大人ドライバー
 ジェンソン・バトン(31)
 フェルナンド・アロンソ(29)
 ニコ・ロズベルグ(25)
 小林可夢偉(24)
 セバスチャン・ヴェッテル(23)

子供ドライバー
 ルイス・ハミルトン(26)