夏のベースキャンプ 三浦2日目〜城ヶ島から横瀬島〜

深夜、10m以上になった風がバタバタとテントを揺らしたけど、朝の5時までほぼ熟睡。
いつの間にかテントに入り込んだ、足長蜘蛛をつかんで外に放り投げ、テントから顔を出すと、正面に富士山がくっきり浮かんでいた。
風も収まっている。
今日はいいカヤック日和になりそうだ。
ガスカートリッジの残量が少なかったので、ご飯を炊くのはやめて、昨日の残り物を焼いて朝飯にする。
コーヒーも忘れたので、ワカメのお吸い物を啜ってはみたものの、やはりコーヒー抜きの朝飯では体がシャキッとしない。

2艇のウィスパーは、夜中の湿気でびしょびしょ。
今日の昼飯は、城ヶ島のそば新か宮川のまるよし食堂で食べる予定なので、スノーケルセットだけを積んで出発した。
自分のウェアは…待ってましたのパタロハで夏気分。

城ヶ島まで来たところで、中途半端な朝飯のせいで既に空腹になってしまった。
上陸して、梅一のおにぎりと缶コーヒーで二度目の朝飯にありつく。
これで、シャッキリ感が復活。
この後は、横瀬島まで行く予定だけど、ビールを持ってきていないのに気がついた。
ビールの無い横瀬島なんてあり得ない。
開店準備中のお土産物屋のお兄さんに、安いクーラーバッグがあるかと聞いたら、"100均のやつで良かったらありますぜ" って嬉しい一言をいただいた。
そしてビール2缶を買ったら、なんとカチンカチンに凍らせたペットボトルもバッグに入れてくれた。
これで完璧!
ありがとうございます!

少しいやらしい海況の海を漕いで横瀬島に到着。
すごい!
この白い(ピンクい)砂浜に上陸すると、ますます夏を感じる。
ワンチャンが水中に消えて状況を確認。
残念ながら、潮の透明度がイマサンらしく、魚もあまりいないとのことなので、自分はのんびりとビールを飲んで過ごした。

戻る途中で、盗人狩りに入って空を見上げてみた。
まるで噴火口の中にいる様な感じで面白い。
お昼は、そば新でマグロの漬け丼。
老夫婦が作ってくれる愛情のこもったこの漬け丼は、いつ食べても美味い!
この後、油壺湾を散策して荒井浜ベースキャンプに帰還。
自分は夕方には自宅に戻らなくちゃいけないので、名残惜しいけど日が高いうちに撤収した。
夏のシーカヤックも楽しい。
ただ、先週に引き続き潮の透明度がダメだったので、次回は澄んだ海を漕ぎたい。
(photo:G'zOne TYPE-X、iPhone4)