新艇披露キャンプツーリング 2日目〜南三浦船酔いコース〜

戸津浜 キャンプ プロモンテ

2日目の朝。
全員同じプロモンテのテントが並ぶ。
ちなみに一番右側、イイダーのやつは3人用。
残り一つの目標が達成できる大チャンスにも関わらず、イイダーは熟睡のご様子。

曇りの予報はいい方に外れ、今日も暑い一日になりそうだ。

イワシ丼とみそ汁で正しい日本の朝飯を食べた後、のんびりとコーヒーを飲んで出艇準備。
ゴミや不要な荷物の置き場として、テントを2張りだけ残して、8時に出艇した。

朝のパドリングは気持ちがいい!

そして、今日は劔崎を超えてもバシャバシャしていない。
珍しく静かな南三浦だなあ…なんてことを思いながら、遅れ気味だったイイダーを待つ。
横瀬島に近づいたところで、イイダーが追いついた。

「船酔いしましたあ〜〜〜、近くの浜で休憩させてくださ〜〜〜い(ヘロヘロ)」

横瀬島

干潮の横瀬島に上陸。
イイダーの顔が青白い。
ハッチからウーロン茶のペットボトルを取り出すのが精一杯の様子で、ヘタヘタと岩陰にしゃがみ込んだ。

「二日酔いで、出る前から気持ち悪かったんですよ〜〜〜」
「今日はここで撤退かも〜〜〜」

ヘロヘロの話を聞くと、どうも劔崎の灯台下辺りから酷くなったらしい。
そんな事とはつゆ知らず、さっさと先行してしまっていて申し訳ない。
これからは、是非ともホイッスルを鳴らしてくださいませ〜〜〜。(^^

横瀬島

夏が戻ったこの日の横瀬島は、相変わらずの南国模様。
グロッキー中のイイダーをほったらかし、ワンチャンと二人でスノーケルをすることにした。
上から見ると綺麗なエメラルドグリーンに見える北側の海岸も、潜ってみると透明度イマイチなことが多いが、この日はまずまず。
眩しい日差しが海底をキラキラと照らし、久しぶりに気持ちのいいスノーケルを楽しんだ。

毘沙門

1時間くらいひっくり返っていたイイダーの体調も復活して、なんとか先に進めるらしい。
よかったよかった。
宮川の食堂に向かって出発。

盗人狩り(撮影:イイダー)


盗人狩りは潮が引きすぎていて奥まで行けず。
偵察要員はいつもワンチャン。

まるよし食堂"

干潮の宮川湾に上陸。
ここは、潮が引いているとカヤックを上げづらい!
ふと見ると、自分達の後で黄色のカサラノほか数艇が戻って来た。
あっ、たぶん山猫さんだ。

駐車場に戻ってきた山猫さんに話しかけ、奄美の事を少し教えてもらった。
突然知らないおっさんに話しかけられて、びっくりしていたみたい。
ごめんなさい。

はばのり定食

いつもの「まるよし食堂」で、お昼ご飯。
自分は、前回食べて気に入ってしまった "はばのり定食" で決まり。
旨し!

11-09-11-12-11.jpg(撮影:イイダー)


美味しい昼飯も食ったし、戸津浜ベースキャンプへ帰還しますかね。
自分より20mくらい沖合を漕いでいるイイダーとワンチャンが、ウネリで時折見えなくなる。
荒れるとやっかいだけど、これくらいのウネリはかえって気持ちがいい。

11-09-11-12-25.jpg
三浦(撮影:イイダー)


今日は風が微風。
海快晴の波予報では、0.7mになっているけど、この辺りは風の有無や、潮汐、波の向きなどが大きく海況を左右すると思うので注意が必要。

戸津浜

戸津浜へ帰還。
潮の透明度が戻ってきてて気持ちがいい。

テントを撤収し、相変わらず、ワンチャンの見事なパッキングに感心しながら戸津浜を後にした。
菊名に戻ったのは14時10分。
昨日の集合時間から数えると、たったの24時間なのに、濃い時間を過ごす事ができて楽しかった。
イイダー、甑島には「船酔いの薬」をぜったいに忘れないでね。
ワンチャン、今度パッキングを教えてください!

(あとがき)
帰り道、長沢(津久井浜)のコンビニに立ち寄って、小腹を癒していると、なにやら太鼓の音が聞こえてきた。
地元の祭り。
神輿が重そうなので、担ぎ手の一人に聞いてみた。
どこの町でも同じかもしれないけど、担ぎ手が不足しているらしい。
でも、こういう祭りはいつまでも続いていってほしいものだなあ。

長沢 祭り長沢 祭り