楽園は近くにあった 2日目〜子浦から谷川浜〜

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日曜日夜は子浦の民宿で宴会。

漕いだ後で風呂に入り、こんなふうにお酒が飲めるのは最高に幸せ。
ガッツリ飲むつもりだったのに、夜9時半には眠くなって一人ダウンしてしまった。
う〜ん、夜は海っぺたでお酒をチビチビ飲むつもりだったのに…弱くなったのかなあ。

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2日目の朝。

中木はカヤックを排除している…というのは知っていたけど、昨日出会ったカヤッカーの人は、最近は子浦でもあまり歓迎はされていないと話していた。
散歩がてら漁港の方に行って、漁師の人に話を聞いてみることにした。

「カヤックを出す時に気をつけることってありますか?」
「いや、特にないよ。漁船に注意してくれればいいよ。」

なんか、問題ない感じ。
中木もそうだけど、港の人達とはいい関係でいたい。
どこに行っても、海の上でも、なるべくこっちから挨拶し、少しでもいいから会話するようにしている。

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今日、塩島さんの講習に参加するイイダーと別れ、浜にウィスパーを出した。
民宿のあばさんに車を駐車できる場所を聞いたら、民宿のガレージに置きっぱなしでいいよっと言われた。
よかったあ〜ラッキー。
なにせ、ガレージから浜までは5メートル。

子浦 洞窟

子浦ってすごい。
湾の中だけでも見所がいっぱいあるので、しばしテーマパークのアトラクション気分。
この洞窟は、頭を低くして通過。
ちょうど干潮時だったので入れた。

子浦 洞窟

この洞窟は鳩の休憩場所になっていた。
どこにいるかわかるかな?
潮がだいぶ低い。

子浦 柱状節理子浦 柱状節理

この辺りは柱状節理がスゴいっ。
まるで遺跡を探検している感じ。
こんな場所が貸し切り状態、しかも無料で見学できるなんて…シーカヤックをやってて良かったと思える瞬間。

子浦 洞窟

海蝕洞。
洞窟マニアのワンチャンがニヤニヤしながら入っていくのが目に見えるようだ。
ここは、奥でつながっていたので、右から入って左から出てこれた。
たぶん、左から入っても右から出てこれる…って、あたりまえか(^^;

ちなみに、ワンチャンはパドルも使えない狭い洞窟に入ったはいいけど、奥が行き止まりで、手で壁を押しながら後ろ向きに戻ってきたりと、洞窟探検に忙しい。
あれえ〜いないなあ〜って時は、だいたいこんな所に入っている。

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狭い通路を抜けて振り返ってみた。
はるか向こうには、波勝崎が見える。
伊豆は広大なシーカヤックフィールドなんだなあ。
楽園は近くにあった!
しばらく伊豆に通いそうな予感。

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谷川浜で休憩。
同じ浜で休憩していたフィッシングカヤックの人に話を聞いたら、この先の岬を回ったところは南風が強く、たいへんみたい。

この浜は、夏場には子浦や妻良(めら)で泊まっている人達のプライベートビーチになり、カヤックで上陸しようとすると、あっち行けって言われるらしい。
浜にほったて小屋の様なトイレがあるのは、その為ってことね。
まあ、ここまで来て人だらけの浜は見たくないので、夏場にここを通るのは避けた方が無難かも。

水もキレイ、魚も多そうなので、今日はここでノンビリして子浦に帰ることにする。

スノーケルを付けて海に入ってみたところ、岸のそばからスズメダイの群れが泳いでる。
ウエットスーツを忘れたので、ホットカプセルのインナータイツとラッシュガードだけで泳いだけど、ぜんぜん寒くない。
水が澄んでいて気持ちがいい。
ソラスズメダイはもちろん、いろんなスズメダイや60cmくらいのブダイの仲間、もっと大きい奴や、縞模様のウツボなど、ほんとうに沢山の種類の魚が泳いでいてまるで水族館。
残念ながら、この日も充電したTG-310が起動せず、水中の写真を撮れなかったのが残念。

12時を過ぎて、あっという間に南西の風が上がってきた。
荷物をしまって、カヤックに乗り込んだ時にはビュービューの風。
楽に10メートル以上はありそうな感じで、波も立ってきた。
来る時とはまったく別の海況になってしまうから、本当に海は油断はできない。

風と波と格闘しながら子浦に戻った。
(旅を終えて)