全便欠航 〜シルミチューと勝連城〜
11月20日。
今日からケラマの予定だが、相変わらず風が強く、予報では一日中13メートル以上の北東風が吹く。
座間味島ではなく、少しでも風裏がありそうな渡嘉敷島に行く事にした。
「フェリーけらま」の出航時間に合わせて、泊港のチケット売り場に向かうと…
"強風の為、全便欠航"!
ん〜〜、今回は風にやられっぱなしだ。
明日も風が強い。
那覇での停滞だけは、なんとか避けたい。
幸い天気はいいので、キッパリと予定変更。
大度海岸(おおどかいがん)でスノーケルでもして過ごす事にする。
しかし、カヤック含め所帯道具一式があるので、とてもバスでは移動できない。
レンタカー屋に電話してみるが、今日は日曜日。
案の定、安いレンタカーの空きは無し。
仕方が無いので、ちょっと高いが、泊港に営業所のあるOTSレンタカーを借りた。
荷物の移動が楽なので、"良し" とする。
用意された車は、トヨタのカローラアクシオ。
沖縄を移動する足としては中途半端にラグジュアリーなセダンに、短パンとパタロハで乗り込んだ。
まったく似合わない。
ダイビングで有名な大度海岸に到着。
ウエットに着替えてはみたものの、イノーの中は透明度ゼロ。
リーフに近い所では少しはマシなようだけど、今日はやめた。
ちなみに、ジョン万次郎が遭難してアメリカに渡り、日本に戻ってきて最初に上陸したのがここの海岸。
そんなことを思いながら、昼飯のオニギリを食べて退散した。
次に向かったのは、1週間前にカヤックを出艇させた浜比嘉島。
辺鄙な場所にもかかわらず、ちらほらと観光客がやってくるので、なんでかなあと思っていたら、「シルミチュー」という霊場があるらしい。
本島から橋でくっつけられているにも関わらず、なぜか独特な雰囲気があるのはそのためか?!
調べてみると、浜比嘉島は、琉球を作った神様アマミキヨ(アマミチュー)とシネリキヨ(シルミチュー)が住んだとされている。
ここは久高島とならぶ神の住む島だった。
説明書きにある「年頭拝み」というのは、旧正月(1月24日)に行われる島の安泰を祈願する行事で、その日は早朝から初日の出を拝む人が集まるらしい。
できれば、その時にも来てみたい。
その後立ち寄ったのは、浜比嘉島から近い勝連城(かつれんぐすく)。
読谷にある座喜味城も高台にあって見晴らしがいいが、この城も王が住むにふさわしい立地だ。
"この土地を治めているのは自分だ" と間違いなく実感できる。
この城の主である「阿麻和利(あまわり)」は、琉球王府から恐れられた存在だったらしく、ナイチの戦国時代と同じように、政略結婚で琉球王の娘を嫁がされたりしていた。
この娘が絶世の美女と言われた「百度踏揚(ももとふみあがり)」。
二人ともどんな容姿だったんだろ?
たった550年前の話だ。
沖縄の城(ぐすく)には、ナイチの城にはない力強さを感じる。
タイムマシンがあったなら、堤防も埋め立て地も無かったその時代を見てみたい。
でも、この城には上れないからダメか…。
OTSの門限である18時半ぴったりに車を返して、長かった一日もおしまい。
さて明日、フェリーは無事出航できるんだろうか?
今日からケラマの予定だが、相変わらず風が強く、予報では一日中13メートル以上の北東風が吹く。
座間味島ではなく、少しでも風裏がありそうな渡嘉敷島に行く事にした。
「フェリーけらま」の出航時間に合わせて、泊港のチケット売り場に向かうと…
"強風の為、全便欠航"!
ん〜〜、今回は風にやられっぱなしだ。
明日も風が強い。
那覇での停滞だけは、なんとか避けたい。
幸い天気はいいので、キッパリと予定変更。
大度海岸(おおどかいがん)でスノーケルでもして過ごす事にする。
しかし、カヤック含め所帯道具一式があるので、とてもバスでは移動できない。
レンタカー屋に電話してみるが、今日は日曜日。
案の定、安いレンタカーの空きは無し。
仕方が無いので、ちょっと高いが、泊港に営業所のあるOTSレンタカーを借りた。
荷物の移動が楽なので、"良し" とする。
用意された車は、トヨタのカローラアクシオ。
沖縄を移動する足としては中途半端にラグジュアリーなセダンに、短パンとパタロハで乗り込んだ。
まったく似合わない。
ダイビングで有名な大度海岸に到着。
ウエットに着替えてはみたものの、イノーの中は透明度ゼロ。
リーフに近い所では少しはマシなようだけど、今日はやめた。
ちなみに、ジョン万次郎が遭難してアメリカに渡り、日本に戻ってきて最初に上陸したのがここの海岸。
そんなことを思いながら、昼飯のオニギリを食べて退散した。
次に向かったのは、1週間前にカヤックを出艇させた浜比嘉島。
辺鄙な場所にもかかわらず、ちらほらと観光客がやってくるので、なんでかなあと思っていたら、「シルミチュー」という霊場があるらしい。
本島から橋でくっつけられているにも関わらず、なぜか独特な雰囲気があるのはそのためか?!



ここは久高島とならぶ神の住む島だった。
説明書きにある「年頭拝み」というのは、旧正月(1月24日)に行われる島の安泰を祈願する行事で、その日は早朝から初日の出を拝む人が集まるらしい。
できれば、その時にも来てみたい。


読谷にある座喜味城も高台にあって見晴らしがいいが、この城も王が住むにふさわしい立地だ。
"この土地を治めているのは自分だ" と間違いなく実感できる。

この娘が絶世の美女と言われた「百度踏揚(ももとふみあがり)」。
二人ともどんな容姿だったんだろ?
たった550年前の話だ。


タイムマシンがあったなら、堤防も埋め立て地も無かったその時代を見てみたい。
でも、この城には上れないからダメか…。
OTSの門限である18時半ぴったりに車を返して、長かった一日もおしまい。
さて明日、フェリーは無事出航できるんだろうか?