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伊豆河津町へ行かないかと誘われた。

誘ってくれたのは、自分が20代の時にお世話になった出向先の上司。
河津町に畑を借りていて、時間がある時に農作業をしている。
また、農作業で泊まった日の夜とかに、地元の人達向けのパソコン教室をボランティアで開催したりと、いろいろなところで地域と交流があるらしい。

今回自分が呼ばれたのは、地元の活性化について、何かできることがあるんじゃないだろうか…という意見交換会。
最近伊豆詣でをしている自分にとっては願ったり叶ったりで嬉しい話しだ。

自宅から鎌倉に向い海沿いの道を走っていると、遥か沖縄の方にいるはずの大型台風の影響で、湘南のサーファー達を喜ばす波が入っていた。

普通の人は、1500キロ彼方の台風が三浦や湘南に大波をよこしているということにピンとこないかもしれないが、これは危険な場所に近づかない為にも是非覚えておいた方がいい。

待ち合わせは、河津町にある「河津ブルーベリーの里」。
入口の前に車を停め待っていると、ルーフアンテナの所に赤とんぼがやってきた。
そ〜っと指を近づけ羽に触ってみる…赤とんぼの羽って全部赤いのかと思っていたら違うのね。

園内に入り、さっそくご挨拶。

農場は明日26日に閉園するが、まだまだ沢山のブルーベリーがなっていた。
「奥の方に沢山あるよ〜」という声をかけてもらったので、少し奥まで行って摘んで食べてみた。
イチゴやミカンでもそうだけど、自分で穫って食べるのは楽しい。

次に向かったのは「まる里農園」。

園主の土屋さんは、とても熱心かつ研究心旺盛な方で、地下300メートルからくみ上げた飲料水用の湧き水を使ってアップルマンゴーを栽培している。
マンゴーは沖縄や宮崎…という思い込みは大間違い。
ここで栽培されるマンゴーは、間違いなく日本一美味い。

佐ケ野の奥の方にある「三段滝」に連れて行ってもらった。
清涼感溢れる素晴らしい滝で、特に滑り台の様な部分がすごい。

河津七滝(かわづななだる)は有名だけど、この三段滝に一般の観光客が来ることはないだろうなあ。
こういう隠れた場所は好き。

翌日も、観光と打ち合わせを兼ねていろんな所へ案内してもらった。

写真は、夏の間だけ河津町に移り住み畑仕事をやっている方の家にある快適な"屋外ミーティングルーム" での様子。
日向は強烈な日差しが降り注いで暑いけど、この場所は風が通り抜けていて涼しい。
都会の住宅地でも、ちょっとした工夫で涼しい空間を作れるんじゃないかと思ったりした。