下田へただいま
河津町での予定も終わり、午後はフリータイム。
もちろん下田方面に向かう。
昨日の夜に下田の宿を予約し、行きつけの店がやっているのは確認済み!

海の色は、これまで見た伊豆の中で一番綺麗。
白浜の海もいつも以上に輝いていた。
ただ、夏真っ盛りの白浜は人・人・人であふれかえっている。
昼飯は爪木崎で食べることにした。
陸上からは行った事のない爪木漁港に向い、地魚を出してくれるような食堂を探してみる。
無い!一軒も無い!
しかたなく小さな商店でペヤングとパン、それとビールを買い、感じのいいおばさんに声をかけて日影になっていた店の軒先を拝借した。
食堂を手伝っているオヤジさんに話しかけてみた。
「この辺りに食堂は無いんですか?」
「うん、無いね」
「海は昔と変わりましたか?」
「数年前に堤防ができてからだいぶ変わってしまったなぁ。時化た時に水が上がってこなくなったのはいいけど...。以前はこの店の軒先まで水が来たこともあるよ。」
「昔は伊勢エビのいる場所がわかったけど、最近はわかならいなぁ。」
商店の軒先で食べる昼飯は美味しかった。
沖縄にいる大型台風の影響でウネリが入っているので、須崎半島にカヤックを出す勇気はない。
スノーケルならできるかも…と思い、爪木崎にやってきた。
ただ、いつも無料の九十浜駐車場は有料。
駐車場のおじさんに話しかけた。
「有料なのはいつまで?」
「今日までね」
「明日来ればよかったなあ…」
「ははは、楽しんでね」

爪木崎にも大きなウネリが続々と押し寄せている。
高さ10メートルくらいある岩山にぶつかった波が、岩山を覆い隠す様に飛び散っている。
湾の中でも流れ込んだ潮が動き回っているし、透明度もない。
湾内を歩き回って、やっとそれなりに透明度のある場所を見つけて浮かんでみた。
だめだぁ〜。
入って来る波と引き波の勢いが強くて、海底の岩につかまっていないと流されてしまう。
スノーケル中止。


下田のいつもの旅館に "ただいまぁ"。
夏休みの間は忙しかったらしく、宿のご主人は「この夏は疲れたぁ〜」と疲労困憊の様子。
「今日は何組ですか?」
「4組。部屋が狭くてごめんね。西陽が差し込まない部屋の方がいいと思って…」
「ぜんぜん大丈夫ですよっ」
と、主人の肩を揉みながら答えた。
いつもの様に暑い湯につかった後、近くのスーパーでビールを買って下田港でグビっとやった。
終わりかけの夏空が蒼い!








夜は宿の向いにある "いつもの居酒屋" でお任せコース。
お腹が減っている時は、ご覧の様に豪勢な食事を出してくれる。
這う様にエアコンの効いた部屋に戻った。


月曜日。
下田から直接横浜の会社に向かう。
帰りの道は、河津町に誘ってくれた友人の勧めで、久しぶりに伊豆スカイラインを使ってみたが、超スローペースな観光バスの後ろで延々とつき合わされてしまった。
ただし景色は抜群!