クラフトマンシップ -PHILIPS ヒゲトリマー-

IMG_7145.jpg これは何か?
ほとんどの人はわからないはず。まして女性には絶対にわからない。


自分は髭をはやしている。
まあ髭と言ってもいろいろあるけど、自分の髭はどこから見ようと誰が見ようと "無精髭"。
誰が無精髭なんて呼び方を考えたのかわからないが、個人的には "武将髭" と呼ばれたい。

髭の手入れには、道具を使う。
鼻の下にだけ髭をはやしている "口髭" の友達は、小さなはさみを使って揃えている。
そして "武将髭" の自分は、専用のバリカンを使う。
俗にいうヒゲトリマーと言うやつである。

warl.jpg これは、つい先日まで使っていたウォール -WARL- のヒゲトリマー。
髭の長さを調整でき、剃った髭くずは掃除機みたいに吸い込んでくれるというすぐれもの。

ウォールは、1911年に電動バリカンを発明したウォールさんが作ったプロ用バリカンのトップメーカーなので、価格は高かったけれど「こりゃいい物を手に入れたわい」と長年使ってきた。

ただ、暫くすると充電ができなくなり、バカでかい電源アダプターを繋げていないと使えなくなった。
そしてツルツルとした筐体は持ちづらく、落とした拍子に長さ調整機構が壊れてしまった。

また、電源アダプターの差し込み口もしっかりはまらないので、その部分を抑えながら髭を剃るというアクロバチックな使い方をずっとしてきた。

さすがにもうそろそろ買い替えてもいい頃なので、ネットで調べてみた。
ふむ…やっぱりウォール製品は高い。
髭くずが飛び散らないバキューム方式は捨てがたいが、安いフィリップス -PHILIPS- のヒゲトリマーを買ってみた。

IMG_7143.jpg 箱を開けてびっくり!
美しい〜。
何と言うか…ウォールがトラックだとしたら、フィリップスのこれはポルシェって感じ!
スイッチや長さ調整の部分一つとっても、素晴らしい出来映えで惚れ惚れしてしまう。

で、使い心地はどうか…こちらもポルシェ級!
髭は下に落ちるが飛び散るわけではないし、筐体そのものを水洗いできるので、いつも清潔。

形あるものは作り手の心が現れる…と常々思っている。
フェザークラフトのカヤックしかり!
この毎日使うヒゲトリマーも、クラフトマンシップを感じる製品だった。