雨上がりと斎藤一

IMG_8339.jpg 日曜日は朝早くから強い風が吹いていた。
そして、天気予報どおり15時になると雨が降ってきた。
ずっと家にいるのが疲れてしまい、雨と同時に家を飛び出して鐙摺へ車を走らせてみる。

外に出てしばらくすると雨が上がって日差しが眩しくなった。
天気予報では夜まで雨のはずなのに…やっぱり晴れ男の力は強力なのかもしれない。

ザワつく逗子湾を少しだけ眺めた後、CHAYAの窓際の席に座って「一刀斎夢録」のページを開いた。
店の雰囲気にはまったく合わない小説だけど、文字が流れるように体に入ってくる。

明日からまた一週間。
今週も飛ぶ様に時間が流れていくんだろうか?
50才を過ぎてからは月日の経つのがめっきり速い。
秋雨の冷たさを味わえるのは、あと何回あるんだろう?…雨上がりに斎藤一の物語を読みながら、ふとそんな事を考えた。

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