風男は誰だ? 〜三戸浜から森戸〜
3月9日 日曜日。
今日は、昨日よりも風が無く、暖かく、そして穏やかになる…はずだった。
ところが、朝見た天気予報によると、昨日よりも風があって同じくらい寒く、でも昨日よりも穏やか(?)…と、いうことらしい。
1勝1敗1分け…ひょっとしたら、昨日海に出た方がよかった?
とにもかくにも、朝5時に起床し、例によって公共交通機関を利用して三戸浜に向かった。
今日は、一人で三戸浜から出艇し、久留和でワンチャンと合流。
森戸で昼飯を食べ、久留和に帰還する…という変則ワンウェイでいく。
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三戸浜はベタ凪。
北風はほとんど吹いていないけど、ここは風裏になるのかな?
目標10時に久留和着なので、寄り道しないで荒崎の先端にまっすぐ向い、小田和湾に入ったら久留和にまっすぐ向かう。
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荒崎を越え小田和湾に入った。
風速は6〜10メートルって感じだろうか。
ここから5.7キロ、北風にまっすぐ漕いでいかなければならない。
波を越える時にスプレーを浴びる。
風男は誰だろ?
周りには誰もいないので、たぶん今ここで漕いでいる人なんだろうと思う。
(あとがき:2014-3-11)
Java(ジャバ)&Wisper(ウィスパー)乗りの友人からメールがあり、ちょうど同じ時間に同じ場所を逆方向から漕いでいたらしい。
「これは多分私でした。」と自己申告があったので、風男は彼で決定!
向かい風の時は、ちゃんと進んでいるのか心配になる時がある。
岸沿いに漕ぐのと違い、対岸に向かって漕ぐ場合は進んでいる感じがしない。
そんな時、海上に浮いている漁師さんの目印を見つけると、そこに近づいていることで安心したりする。
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予定より30分遅れて久留和に着くと、待ちくたびれたワンチャンがカヤックを浮かべるところだった。
お待たせしやした。
しっかり運動してきたのでさっそくビールでも…と思ったら、ワンチャンが意欲満々。
上陸時間1分で再度カヤックに乗り込んだ。
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意欲満々の人は速い。
潮の加減があ〜とか言い訳しようにも、同じ海を漕いでいるのに、なかなか追いつけない。
この後、芝崎まで追いつけなかった。
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潮位が高いので、深さの無い芝崎の防波堤脇は余裕で通過。
まるでプールみたいに潮が澄んでいる。
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久しぶりに森戸神社下に上陸。
1年前にカフナの進水式をしたミスターは海を漕いでいるんだろうか?
⇨真冬の葉山でビッグな進水式
ここは散歩をする人が多いので、なるべく邪魔にならない所までカヤックを運んだ。
やっとビールにありつける。
お役御免になったデッキフラッグをカヤックの中に入れ、久しぶりの「一番」に向かった。
ワンチャンは、昨日からサンマーメンで頭の中がいっぱいだったらしい。
一番では、近くのテーブルに座っていた女性が、注文したものがなかなか出てこないと言って店を出て行ってしまった。
それほど長く待たされていたわけでもなく、お店の人に「もうすぐですよ」と言われていたのに不思議な行動だ。
「もう少しなんだから待てばいいのにね。」
「いつもなので困っているんですよお。この前はもっと早く帰っちゃいました。」
お店の人も大変。
神社下の防波堤に寄りかかって、日向ボッコをしながらノンビリする。
日差しは、鼻の頭が日焼けするほどポカポカで暖かい。
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![P3090015.jpg](/assets_c/2014/03/P3090015-thumb-400x300-6616.jpg)
午前中の北風が嘘のように風もなくなり、森戸の岩礁帯は、見事なまでの凪ぎ。
ベッタベタです。
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菜島はカヤッカーやSUPの人達で賑わっている。
それにしても、こんなベタベタの凪は珍しいんじゃないのかな?
普段は入れない岩と岩の間にも入り込んで行けて、なんだかとっても新鮮。
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芝崎沖から葉山公園の方向を見ると、まるで夏の様な雲がぽかりぽかりと浮いていた。
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お日様が雲に隠れるとこんな感じ。
往路とは違い、帰路は潮の感じもグッドで、滑るようにカヤックが進んでいく。
気持ちいい〜〜。
久留和では、コアさん絡みの人達が和気あいあいと戻って来た。
ポカポカ陽気のせいか、誰もがのんびり撤収しているように見える。
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最近、カヤックを畳む時にバウのフレームが抜きづらくなっていたので、こんな小細工をしてみた。
100均で手に入れておいた犬用のハーネスを、カヤックを組む時1番のリブにセット。
ちなみに、赤いナイロンウイービングは、スキンを丸めておく為のもの。
はたして、スキンを押さえ赤いロープを引っ張ると…すっぽり抜けた!大成功〜!
同じ悩みを抱えている方は、是非お試しあれ。
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![P3090031.jpg](/assets_c/2014/03/P3090031-thumb-400x300-6626.jpg)
撤収時間が早かったので、立石まで足を伸ばしてみた。
電車で来た自分は当然ビール。
陽が陰ってきても、子供達が波打ち際で遊んでいる。
風が無ければ、冬の海キャンプでも寒くなさそうだ。
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